Bluetooth ヘッドセットを購入しました。
Plantronics / Bluetooth ワイヤレスヘッドセット M55
ヘッドセットとしては以前持っていた HBH-608 はちょっと時代遅れすぎて使いづらいので処分してしまったし、MW600 は音楽用としてはとても気に入っているけど通話用の片耳タイプのヘッドセットが欲しい、と思っていたので購入。最近仕事で電話を使うことが増えたので、両手が空けられるヘッドセットはけっこう重宝します。特にスマホだと音声品質が悪いので、イヤホンやヘッドセット経由のほうが聞き取りやすいというのもあり。
いつもの趣味なら VH410 でも買うところなんですが、この M55 は片耳ヘッドセットでありながら A2DP(音楽再生)と AVRCP(音楽のリモート操作)プロファイルに対応している点で選びました。まあ、片耳で音楽というのも物足りませんが、行き慣れない土地での電車での移動中とか、片耳を空けておきたいシチュエーションもあったりしますから。さらに BT 3.0 対応、連続通話 11 時間、連続待受 16 日間、ディープスリープ 150 日間でマルチポイント接続(2 台まで)に対応しているというスペックを持ちながら 3,000 円台というコストパフォーマンスも気に入りました。
しかし、買ってみて驚いたのがパッケージのデカさで、こんなに小さな本体なのに他に何が入っているのかと思ったら、
まあ出るわ出るわ(´д`)。ワンパッケージで多仕向けに対応しようと思ったらこうするのが最も効率的なのは分かりますが、無駄が多いなあ。個人的には、コンセントはこんなに要らなくて、むしろ microUSB ケーブルだけついていればいいくらいですが、そうもいかないのでしょうね。
ともあれ本体。シュッとした無駄のないデザインで、こういうの嫌いじゃないです。というかむしろこういうの好き。この手の製品って小さいからって差異化しようと妙に奇抜なデザインにしたがるメーカーも多いので、逆に好感が持てます。
受話器のマークが描かれているあたり一帯が通話ボタンになっています。このあたりを押し込むと着呼、長押しで着拒操作になります。あるいは音声で「Answer」「Ignore」と発音することでも操作可能ですが、日本で英語の音声入力というのもなんかこっ恥ずかしくないですか(;´Д`)。
ちなみに通話ボタンの 2 回押しでリダイヤルがかかるんですが、このボタンの面積がなまじ大きいせいで、耳に装着するとき・電源をオンオフするとき・ボリュームを操作したいときに本体に触れてついボタンを押してしまうことが少なくありません。「耳につけてから電源オン」を徹底すればある程度誤動作は回避できますが、今のところここだけがこの製品の不満点かな。
イヤーピースは、耳の中に挿し込むことで固定するタイプのジェルイヤーチップと、耳かけタイプのイヤーフックの 2 種類が付属しています。好みで使い分けられますが、個人的にはジェルイヤーチップのほうがイヤーチップそのものを外耳道に密着させて固定するぶん、遮音性が高い印象。長時間つけっぱなしにするならイヤーハンガーのほうがラクそうですが、そもそも本体が軽い(8g)から耳への負担は軽微だし、私はジェルイヤーチップしか使わない気がします。
側面には電源スイッチ。スライド式なので誤操作は少なそう。
反対側にはボリュームボタン。ボリューム+/-ではなく、トグルスイッチ式で小→大、上限まで行ったらまた最小に戻るという動作をするので微妙に使いにくいです。まあヘッドセット側のボリュームは固定して、スマホ側のボリュームを操作するほうが微調整も効くので使いやすいでしょう。
充電は microUSB 端子から。最近では当たり前ですが、やっぱり汎用端子から充電できるのは便利ですよね。
しばらく使ってみましたが、音声通話するぶんには特に不満はなし。音声通話用のヘッドセットだけあって音声の帯域を持ち上げ気味にチューニングしてあるのか、聞き取りやすいです。ボイスコントロール機能を使わなくても、電源を入れたり何かするたびにいちいち「Power on.」「Phone 1 connected.」と英語で通知されるのがちょっとウザいですが(´д`)、そんなに気にするところでもないか。
逆に音楽用途としては音質的にちょっと厳しいものがあります。ヴォーカルについては上記の特性のおかげでそんなに悪くないと感じるものの、インスト系の音に関しては周波数帯ごとに得手不得手がはっきりしていて、かつ平板な音質なので、音楽を聴いていて正直楽しいものではありません。まああくまで他に注意を向けていなくてはならないときの BGM 代わりとして、とか、あるいはスマホで音楽ではなく YouTube なんかを見るときのヘッドホン代わりとして、ならアリかな。ただ、外部に対する遮音性はないに等しいので、電車内で音楽が聞こえる程度のボリュームに設定すると、隣の人にシャカシャカ音が聞こえてしまいそうなレベル。A2DP については「ないよりはあったほうがマシ」程度の機能ですね。
まあ通話用としては気に入ったので、音楽用メインの MW600 と使い分けていく次第です。
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