[ Sony NEX-5R / Sony E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS ]
先日行った人形町に、また行ってきました。今回は写真目的じゃなくて別の用事があったからなんですが、ついでにちょっと散策。
このエリアのランドマークのひとつ、水天宮は七五三参りの家族連れで大賑わい。素晴らしい秋晴れで、まさに参宮日和といった雰囲気でした。
[ Sony NEX-5R / Sony E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS ]
前回は CONTAX G レンズをひさびさに堪能するつもりで撮りに来ましたが、今回はあえて買ったばかりの NEX-5R+16-50mm 一本で。ツァイスレンズの濃厚な色乗りと深みのある暗部表現はこの街にすごく合っていましたが、この新標準ズームレンズもとてもよく写ります。早々に常用を諦めてしまった 18-55mm よりぜんぜん写るので、コンパクトなことも相まってこれは Sonnar 24mm の出番さえ減りそうな勢い(笑。まあ無難に写りすぎてつまらない、という側面もありますが…。
[ Sony NEX-5R / Sony E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS ]
この連休は一気に 1 月並みの寒さだったようで、本当に風が体に突き刺さるような気候でしたが、空気が澄んでいていい青空が撮れました。でも神社の赤の深みは、やっぱりツァイスレンズのほうが私のイメージかなあ。
[ Sony NEX-5R / Sony E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS ]
私は基本的に人混みは好きじゃないんですが、寺社での撮影はけっこう閑散としていることが多いので、初詣以外でこういう活気ある情景を撮れるというのはなかなか新鮮な気分です。
[ Sony NEX-5R / Sony E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS ]
そんなわけで、水天宮を後にして人形町へ。
[ Sony NEX-5R / Sony E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS ]
人形町エリアには、こういう年季の入った暖簾がたくさん並んでいます。日焼けの具合、よれ具合、ただくたびれているわけではなく、そのお店に刻まれた歴史そのものを映しているかのような暖簾。つい写真に収めたくなります。
[ Sony NEX-5R / Sony E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS ]
そんなこの場所はやっぱり甘酒横町。ぐっとくるじゃないか。
[ Sony NEX-5R / Sony E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS ]
この街にあるあらゆるものが「昭和」なんですよね。私の幼かった頃の色合いと同じものを感じる風景です。
単なる懐古趣味ならば興味はないんですが、その当時から地道に今に繋がっている継続性とか、生活感とか、そういうものを感じるから、この街が楽しいと思えるのかもしれません。そして、一眼レフで観察者になるのではなくて、軽快なミラーレス機でその空気に馴染んでしまう。そういう撮り方が、この街には似つかわしいと思います。
[ Sony NEX-5R / Sony E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS ]
そういえば前回は見落としていましたが、『孤独のグルメ Season 2』第 2 話で井之頭五郎が立ち寄ったつづら屋さんも、抹茶ぜんざいの店の並びにありました。この看板も、いつの時代からあるんだろうという絶妙な褪せ具合。いいじゃないか。
やっぱり人形町は楽しい。写真散歩して良し、あてどなく歩いて良し、気になった道具や食材、お菓子なんかを買って良し、特に目的のない大人の休日を過ごすのにこれ以上楽しい街もなかなかありません。銀座とか六本木とか、そういう背伸びした街じゃなくて、等身大の生活感がある。これからも定期的にぶらつきに来たいと思います。
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