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SIGMA DP3 Merrill

シグマ、中望遠75mm相当F2.8レンズ搭載の「DP3 Merrill」

おおお。

いずれ出るだろうと思っていた DP Merrill シリーズの新バリエーションが登場。CP+ での発表かと思ったら、CES(PMA@CES)で出してきましたか。
ボディ側のスペックは基本的に共通なので、どういうレンズをつけて出てくるかと思ったら、50mm F2.8 MACRO とは。DP1 が広角系(28.5mm 相当)、DP2 が標準系(45mm 相当)、ときたら、次は順当に中望遠系というところまでは予想通りでしたが、マクロ対応というのが興味深い。まあ、マクロと言っても同社の 17-70mm F2.8-4 DC のような簡易マクロ機能で、最大撮影倍率 0.33x ではあるものの、ちょっとしたブツ撮りやクローズアップ撮影用途ならば十分実用的じゃないでしょうか。

個人的には、シグマのレンズはともかくボディは私がカメラに求めるものとは方向性が違うと思いつつも、一度自分でじっくり使ってみたいカメラでもあります。同社のカメラは基本的に「他にメインカメラを持っている人が道楽で持つもの」だと思うので、そういう楽しみ方はアリだとも思うし。中望遠好きな私としては、DP シリーズの中ではこの DP3 Merrill が最もハマりそうな画角である上に、簡易マクロもついているとなればけっこう面白そう。
しかし…中望遠で、しかもマクロだというのに手ブレ補正がないというのは、DP1/DP2 の焦点距離でさえ苦労することを考えると、もう苦行とかそういうレベルでさえないんじゃないかという不安しか感じませんね(´д`)。これはもう完全に三脚必須なカメラになるのではないでしょうか…。しかし、DP シリーズで頑なに手ブレ補正機構を搭載しないのは、あえてしないのか、それともできないのか…。交換レンズ側には OS(Optical Stabilizer)を搭載できる技術を持っているはずなんですけどね。


おそらくこのレンズもいずれ設計を流用してミラーレス用の交換レンズとしても発売されるのだろうと思いますが、Foveon X3 センサの画質を諦めて写真の歩留まりを重視するならば、レンズの発売を待つというのがもしかすると賢いのかもしれません。とはいえ 75mm 相当のマクロで手ブレ補正がないのもちょっと厳しいでしょうし、そうするとボディ内手ブレ補正機構を搭載したオリンパスの m4/3 機で、王道の 100mm マクロとして使うのが実はベストな気がします。まあ、オリンパスの純正 60mm マクロともろにかぶりますが…。

ともあれ、国内での初お披露目は今月末の CP+ でしょうか。まずは実機を触ってみたいところです。

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