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孤独のグルメ Season2 Blu-ray BOX

時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たすとき、つかの間、彼は自分勝手になり、「自由」になる。
誰にも邪魔されず、気を遣わずものを食べるという、孤高の行為。
この行為こそ、現代人に平等に与えられた、最高の「癒し」と言えるのである――

孤独のグルメ Season2 Blu-ray BOX

というわけで、Season1 に続いて、買いました。もともと低予算で製作されているドラマでおそらく機材もそこそこ、画質なんかもあくまでそれなりのドラマなので BD 化されたからといって期待できるものではありません。実際に比べてみても、解像感やブロックノイズの出方など、地上波とほぼ同じ。なので、全話録画して BD-R にダビングしてある以上はそれほど買う意味もないんですが、特典映像が楽しみだったのと、むしろ「Season3 もぜひ作ってください!」という支援のつもりで購入(笑

パッケージは Season1 の Blu-ray BOX のデザインを踏襲。
ロゴが Season1 とは違っていますが、背表紙に使われているロゴは Season1 と同じなので、ラックに並べるとちゃんとシリーズ感が出るようになっています。


ディスクが劇中の料理写真を使ったピクチャーレーベル仕様なのも Season1 同様。
Season1 では井之頭五郎本人の名刺がおまけとして入っていましたが、Season2 では「ユタカビール」(ユタカは松重豊さんから取っていると思われる)のポスターをイメージしたステッカー。これ、何かと思ったら映像特典の中に答えがありました。劇中に登場する店舗で使われているダミー(店内のポスターやビール瓶のラベルなど、スポンサーの関係上使えない商標などを隠すための小道具)をモチーフにしたステッカーのようです。よく見ると小ネタがたくさん仕込まれていて、面白い。そういえば三鷹の「樹」で貼ってあった『溝口憲司のめし屋放浪記』ポスターも、単にスタッフがお遊びで作ったわけではなくて、同様のダミーをそのまま残してあるものだったようです。こういう小物にネタをたくさん仕込む気持ちはよく分かるので、楽しい(笑

映像特典は今回ももちろん「ふらっと QUSUMI」大盛り(笑

ただ、今回は特典ディスクの内容が Season1 と比べてかなり豪華になっています。スクリーントーンズのライヴ映像はたくさん収録されているし、公式 MAD「GORO’S ネ申セリフ集」も健在。そして、何より見たかったメイキング映像が今回はちゃんと入ってる!普通のドラマと違って食事処ドキュメンタリー(笑)的なドラマなので、裏側はどういう感じになっているのかは知りたいと思っていました。けっこうなハードスケジュール(撮影的にも、松重さんの食的にも)ということもよく分かりましたし、何より「松重さんが食事シーンで NG を出したのは後にも先にも京成小岩の四川料理であまりの辛さにむせたときだけ」というのに驚きました(笑

また、Season1・2 に登場したお店に「放送後の反響はどうだったか」をインタビューした「その後のグルメ」も、聖地巡礼で飯岡のサンマのなめろう以外のお店はコンプした身としては、とても嬉しい。どのお店も「放送後は紹介されたメニューばっかりになった」とか「みんなドラマどおりの順番で注文する」とか「ドラマ観て来る人はみんな行儀良く譲り合ってくれる」とか、出てくる言葉がほぼ同じなのが印象的でした。皆さん、その節はどうもお世話になりました(笑

今回もついてきた「井之頭五郎の手帳風 孤独のグルメ Season2 BOOK」には、今回は甘味パートのお店の情報もちゃんと入っていました。甘味パートも特徴的なお店が多く、「ひとりヘンゼルグレーテル気分」とか「美味にて候」とかの名言も飛び出した甘味パートだけに、当然網羅しておかなくてはいけないでしょう。

この冊子の表紙裏には、同番組の吉見 P のスケジュール表が。さすがに本物ではないと思いますが、公式サイトにある「吉見 P の孤独のロケハン Season2」と併せて見ると、製作の雰囲気が見えてくるようです。撮影も大変でしょうが、お店のリサーチや取材交渉(けっこう NG も出るもよう)なども含めると本当に大変そう。
個人的には、大井町で長年バイトしていたこともあって「大井町 NG」と書かれているのがどのお店だったのか、とても気になります。原作のほうでは大井町の「朋友」(既に閉店済み)が登場したそうですが(単行本未収録)、私が大井町界隈でこどグルっぽいと思うのは丸八とんかつか昔ながらのピザ屋・オリガノあたりかな。大井銀座商店街の路地には、こどグルっぽいお店が軒を連ねているので、Season3 があるなら改めて取り上げてほしいところです。

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