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F1 マレーシア GP 2013

マレーシアGP決勝 ヴェッテルがチームメイトバトルを制す! – GPUpdate.net

第 2 戦も雨が絡んだマレーシア GP。結果だけ見ればヴェッテルがポールトゥウィンでポディウムの中央に立ちましたが、その途中にはいくつものドラマがありました。

最大の見せ場は 1-2、3-4 フィニッシュを決めた 2 チームのチームメイトバトルでしょう。終盤、どちらもチームメイト同士がテールトゥノーズの態勢になり、両チームともに「ステイ」という判断であったにも関わらず、ヴェッテルはウェバーに仕掛け、ウェバーはウェバーでメインストレートでヴェッテルに幅寄せをするという危険な攻防がありました。メルセデスのほうはハミルトンの燃料がピンチでロズベルグのほうが明らかに速かったのにポジションキープの指示。いずれもアクシデントには繋がらなかったとはいえ、以後のレースには間違いなく禍根を残す形になりました。2010 年トルコ GP の例を見るまでもなく、こういうのは後を引きますからね…。

今回のレースでは、スタートが良くヴェッテルに仕掛けていけるかに見えたアロンソがまさかの自滅(昨シーズン、2 度のもらい事故以外に自らのミスでの失点はなかったにも関わらず)でリタイア、開幕戦に勝ったライコネンも予選の雨やトラフィックの影響で振るわず、ペナルティもあって 10 番手スタート→7 位がやっと、という結果。いずれもベストコンディションでトラブルもなければレース結果はもっと違っていた可能性はありますが、こういうのも序盤の混戦にはつきもの。おそらく、ヨーロッパラウンドに突入するまでは、昨年のようにサーキットとの相性やコースコンディションなどによってトップ 3~4 チームが勝者を入れ替えながら進んでいくシーズンになりそうな気配です。

そんな中で気になるのはマクラーレンの不甲斐なさ。まだまだフロントプルロッドサスを含めたセットアップに解が見つけられていないということでしょうが、2 戦ともポイント獲得がやっと、という状況はあまりにも芳しくない。とはいえ開発ペースの速い同チームのことですから、3 週間後の中国 GP までにはある程度改善してきそうな気もしますが。トップ争いが混戦になりそうな状況で、マクラーレンが出てこないとイマイチ盛り上がりに欠けるのが F1。個人的に今年はライコネン一押しですが、ここにマクラーレンも加わってきてほしいところです。

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