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浅草詣で

[ Sony α7 | Carl Zeiss Planar T* 45mm F2 G ]

ちょっと新年っぽい写真を撮りに行こう、と思って珍しく浅草に出てみました。このあたりでは、浅草よりもむしろ人形町のほうが生活感のある下町らしさという点では好きなんですが、新年はやっぱり浅草ですよね。撮りに行ったのは年末ですが、既に新年の準備が整っていて、一足先に正月感。

レンズは現代のレンズよりも少し味のある描写のほうがいいだろう、と思って CONTAX G レンズ群を持って臨みました。

[ Sony α7 | Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G ]

浅草寺の中に入るのも、なんだかんだで数年ぶり。前にいつ来たのかさえ定かではないくらいに、この辺に来ることは少ないです。でも、都内のこんな近くに、いまだに昭和っぽさとか江戸っぽさが残っているという街も貴重ではないでしょうか。すっかり外国人観光客向けの街になってしまっているのが、少し寂しくはありますが。

[ Sony α7 | Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G ]

APS-C ではイマイチ使いにくい画角だった Sonnar 90mm も、ようやく本来の画角で使えるようになりました。90mm F2.8 ならばポートレートにジャスト、「切り取る」ための中望遠としても使いやすい焦点距離です。なおかつ開放 F2.8 なのでクセがなく、撮りながらどんな上がりになるか感触が掴みやすいのもポイント。


[ Sony α7 | Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G ]

こちらは Biogon 28mm。周辺が流れてしまうのが難点ですが、そのぶん中央の主題が引き立ちます。こういう迫力は、なかなか現代のレンズでは得られないもの。

[ Sony α7 | Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G ]

最近、寺社を撮るときには、歴史に裏打ちされた重厚感、みたいなものを表現してみようと試みています。

[ Sony α7 | Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G ]

こういうフォトジェニックなものがあちこちに、当たり前のようにあるのがうれしい。でも、ちゃんと考えないと「場の雰囲気に撮らされた」印象の写真になってしまうので、これはこれで難しいな、というのが初めてまともに浅草に撮りに行った感想だったりします。

[ Sony α7 | Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G ]

こういう観光地で人力車を撮るのがけっこう好き。シャッターチャンスを待ちながらじっくり観察していると、浅草の人力車の車夫たちは、車を引いてくれるだけじゃなくて、浅草のランドマークや歴史にすごく詳しくて話を聞いているだけで面白いし、なによりイケメン揃いなんですね(笑。だからか知りませんが、外国人観光客だけでなく、若いカップルの利用が多いように見えたのも印象的でした。

[ Sony α7 | Carl Zeiss Planar T* 45mm F2 G ]

今回は特に目的もなく浅草寺周辺をぶらぶらしながら撮っただけでしたが、ここはもっと攻め甲斐がありそう。もうちょっと見どころを調べてから、どういう写真が撮りたいかイメージトレーニングをしたら、また撮りに来たいと思います。

コメント

  1. Bさん、あけましておめでとうございます。
    新年の浅草が意外と空いている?と思いましたら、年末でしたか。
    Contax Gレンズいいですよね。私も初日の出を撮影しにSonnar持っていきました。
    昨年は、α7Rを導入し、Eマウントフルサイズに移行したので、Zeissの32/1.8は手放し、Contaxを中心に使っています。
    FE35/2.8 Sonnarも購入し、Vario-TessarのAPSレンズのみ残しています。
    今回の写真も素晴らしいです。28mmだけ、やはり周辺が流れますか?
    私は、SONYの戦略で新しいアダプタも購入。SONYの28/2.8もあるので当面我慢しようかと考えています。
    Bさんの写真、今年も楽しみですので、よろしくお願いします。

  2. B より:

    あけましておめでとうございます!コメントありがとうございます。blog も拝見しました!

    そうそう、浅草は年明けは混むだろうと思って年末に行っていました(^^;;
    GONTAX G レンズはデジタルとの組み合わせでまだまだ活きるレンズだと思います。特に 45mm、90mm あたりは破綻もなく使いやすいです。28mm と 21mm はさすがに周辺流れがありますが、それ以上に周辺減光によるトンネル効果が強いので、構図(画面周辺にできるだけ細かいものを入れない)に気をつけさえすれば、他にはないパワーのある画が撮れますね。これは Biogon に限らずショートフランジ系の広角レンズ全般に起きることのようなので、周辺まで均一な画質が欲しければ一眼レフ系の広角レンズのほうが無難だと思います。

    ちなみに、もう読まれているかもしれませんが、デジカメ Watch に澤村徹さんの詳細な α7×オールドレンズの記事が掲載されていますので、ぜひご一読を。
    http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20131230_629549.html
    http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20131231_629561.html

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