前作が思いのほか面白かったので、続編の映画も観てきました。
本当は、ちょっとどうしようかな…と思っていたんですが、このイメージビジュアルにやられてしまいました(笑。初代『スター・ウォーズ』のポスター(+『十戒』)のパロディとか、その時点で反則です(;´Д`)ヾ。
劇場は『アメイジング・スパイダーマン 2』と同じく、TOHO シネマズ日本橋。こちらも TCX スクリーンでの上映でした(ただしドルビーアトモスではない)。
TCX の巨大スクリーンは、ブルガリアでロケを実施したという美しい風景や細部までこだわった造作を堪能するのに十分な大きさでしたが、ソースの解像度が足りていないのか?引きで静止気味なシーンでは、ちょっと粗さを感じる部分もありました。TCX は追加料金がかかってしまうので(とはいっても 100 円だけど)、これなら通常スクリーンでも良かったような気も。
映画は冒頭からいきなり「おやくそく」のテルマエ技師ルシウスが古代ローマと現代日本を行き来して、新しいテルマエ開発のヒントを得るというパターンの繰り返し。前作からの流れを忠実に踏襲することで、2 年ぶりのこの映画の世界にもすんなり入っていけるようになっています。
しかし、中盤からはストーリー性のある流れに突入。私は原作コミックを途中までしか読んでいないのですが、この映画の展開って映画オリジナルですよね?スケールの大きな話に転換していくことでラストの大団円に繋げる、というのは前作の流れを踏襲していますが、原作との乖離が大きくなりすぎてちょっと白けてしまった部分もありました。
まあ、そういうのを差し置いても、この映画は阿部寛を中心とした役者の芝居で笑わせてくれます。この映画の主役に阿部寛を抜擢したセンスは素晴らしいと思う(笑。結局、芝居の力で最後までしっかり笑わせてもらいました。
たぶん三作目もあるんでしょうね。今作も確かに面白かったけど、そろそろ原作とは別の話になってきてしまっているので、どこまで面白さを維持できるか心配なところではあります。
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