夏の終わりに注文した土屋鞄のランドセルが、ようやく届きました。
両面印刷された凝ったデザインの段ボールに入って届けられました。デザインは若干違いながらも、基本的な装丁や同梱物等は 4 年前のコグマデジタルさんのランドセルと基本的に同一なので、そちらを参照のこと(丸投げ
外箱には配送のドライバーさん向けのメッセージが。通販の一般化で近年はドライバーさんもこういうのをじっくり見ている余裕もないんだろうけど、こういうメーカーとして商品と顧客のことを第一に考える姿勢は好感が持てます。実店舗のオープンで柔らかい雰囲気にも通じるところがあります。
ランドセル本体を保護していた紙製のスリーブは、お堅い「ご入学おめでとうございます」から絵本っぽいメッセージに変更されていました。
次女が選んだランドセルは、クラリーノ・エフ製の茶×ピンク仕様。せっかく土屋鞄で買うなら本革とかコードバンとかこだわりたいところですが、店舗に足を運んだ時点で選択肢が限られていたのと、それ以前に Web のカタログを見て本人が気に入ってしまい、指名買い状態だったのでこれで良し。クラリーノだけあって軽く、身体が大きい方ではない次女にも取り回しやすいでしょう。
落ち着いた茶色に淡いピンクのコンビネーションで、ステッチもピンク。上品ながらかわいらしい感じ。他社のゴテゴテフリフリしたものを選ばれなくて親としては正直ホッとしている(ぉ
背当てのふっくら感がいいですね。自分が子どもの頃使っていたランドセルはもっと固かった印象があります。
このランドセルの作りの良さは、外装よりもむしろフラップを開いた内側にこそ感じられます。型崩れしにくそうなシッカリ感や、一針一針丁寧に縫われたステッチ。デザインもあくまでオーソドックスに徹しているところが気に入りました。私が。
金具周りのデザインはずいぶんクラシカルな印象。そういえば長女のランドセルは金具がキラキラしてましたが、ここがツヤ消しになるだけでずいぶんシックで高級に見えるものですね。
ただ、フラップのオートロック機構はついていなかったり、側面のナスカンも固定式(何かに引っかかったときに抜けるようになっていない)だったり、その辺の機能面も含めて「古き良きランドセル」のスタイルが守られています。
リベットのメス側には「Tsuchiya Kaban」の刻印入り。子どもにとってはこの上なくどうでもいいことだと思いますが(笑)、親としては「いいもの買ってやった」という自己満足を感じられるポイントです。
子どもに土屋鞄のランドセルを持たせることはある意味夢だったので、私としてもようやく届いて嬉しい限り。
ただ、こうやって子どもの成長イベントをひとつひとつ消化していくのは感慨深い反面、少し寂しくもあります。長女なんてランドセル担いで学校行くのもあと二年ですからね。
次女は幼稚園の卒園にあたり「仲良い子と小学校が離ればなれになる」と寂しそうですが、これで楽しく学校に通ってくれることを願っています。
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