スポンサーリンク

Velbon Ultra Stick Super 8

前から買おうと思っていた一脚を、観念して購入しました。

ベルボン / ウルトラスティック スーパー 8

私は三脚よりも一脚のほうが遙かに使用頻度が高いので、一脚重要。メインは 679B、ミラーレス等のサブ用は COMPACT 一脚といういずれも Manfrotto 製品を愛用しています。が、どちらもそれなりに長さがあるので遠出するときに持って行こうと思うと、かさばり具合に躊躇しがちなんですよね。なので、このベルボンの一脚は発売当時から注目していました。
今年は遠出する機会が増えそうなので、一脚を使う機会も多くなるだろうと思い、えいやっと購入。

驚くほどコンパクトな一脚で、長さは 70-200mm のレンズより少し長いくらい。これならカメラバッグのポケットはもちろんのこと、通勤カバンに入れてもあまり邪魔にならないレベルと言えます。


コンパクトさの秘密はこの伸縮構造にあります。「ダイレクトコンタクトパイプ」と呼ばれる二つの半円を数ミリずらして接合したような断面(これによって純粋な円筒よりも強度を稼いでいると思われる)のパイプを組み合わせることで、関節部は面同士が摩擦抵抗によって固定される幸蔵になっており(たぶん)、一般的な一脚の伸長固定に使われるレバーやネジ部品を省略することで、縮長の大幅な短縮と軽量化を両立しています。伸縮も先端をひねって引っ張るだけなので、セットアップもラク。これは目から鱗が落ちます。今まで三脚・一脚は完全に Manfrotto 派でしたが、ここまで違いがあると浮気せざるを得ません。
ちなみに脚に使われている素材は塗装の関係で樹脂系に見えますが、マグネシウムとのこと。

付属品はハンドストラップとベルトフック。完全な移動中は鞄に入れてしまえるのがこの一脚のポイントですが、撮影の合間に撮影ポイントを移ったり、歩き回ったりする際にいちいちしまわずにベルトやバッグにぶら下げていられるので、このベルトフックは重宝します。

手持ちの一脚と比べてみました。左からウルトラスティックスーパー 8、Manfrotto の COMPACT 一脚(MMC3-01)と 679B の順。長さは 679B 比だと 40% ほどしかなく、MMC3-01 と比べても 70% ほど、と抜群の短さ。MMC3-01 でさえ、メッセンジャータイプのカメラバッグにはナナメにしか入れられなかったんですが、ウルトラスティックスーパー 8 ならどんなカメラバッグにも入れて行けそうです。

最大限に伸ばした状態では、なんとウルトラスティックスーパー 8 は 679B とほぼ同じ長さになります。これは雲台をつけると身長 180cm の私が直立した状態でカメラがちょうど目の高さにくる状態で、ほぼどんな撮影シチュエーションにも対応できる長さと言えます。さすがに最下段は径がかなり細くなってしまい、679B に比べるとかなりしなりますが、見た目から受ける印象よりはよほどしっかりしていて、MMC3-01 よりもしなりが少ないくらい。これはダイレクトコンパクトパイプの構造のなせる技でしょうか。MMC3-01 は筒が楕円形なので、長辺方向には強いけど短辺方向にはかなりしなるんですよね。

流し撮りやアオリ・見下ろしの構図で撮る際には雲台があったほうが良いので、ボール雲台も合わせて購入。雲台は同じベルボン製で、QHD-33 だと雲台側の締め付けツマミが一脚の台座に干渉スレスレということなので、一回り大きい QHD-43 にしました。用途的にボディやレンズを取っ替え引っ替えという使い方はないだろうと思い、クイックシューなしモデルを選択。
可もなく不可もない雲台という感じですが、一脚本体と同様にコンパクトで軽く、取り回しは良いです。

耐荷重が 3kg までということなので、主にミラーレス+200mm までのレンズで使う予定。超望遠域は今まで通り 679B にがんばってもらいます。

この一脚なら「ちょっと使うかどうかわかんない」という状況でも、とりあえずカメラバッグに突っ込んで出かける、というのがしやすくて良いですね。
でもこれは MMC3-01 の出番が完全になくなってしまうなあ。

ベルボン / ウルトラスティック スーパー 8

ベルボン / 自由雲台 QHD-43

コメント

スポンサーリンク