ドコモ、Xperia Z5など3機種のAndroid 6.0アップデート開始。カメラUI変更も – AV Watch
docomo 版 Xperia Z5 シリーズに、本日突如として Mashmallow(Android 6.0) への更新を含むシステムアップデートが提供開始されました。
いつもならば、グローバル版先行でアップデートが始まり、国内キャリア版ユーザーは自分たちの順番が回ってくるまで指をくわえて待っているしかありませんでした。それが今回は、なんと docomo 版が世界最速でのアップデート対応。これには驚きました。
背景には、それこそ docomo がスマートフォンの取り扱いを始めた当初から「国内キャリアは Android のアップデートが遅い」と言われ続けてきたこと、および SIM フリースマホの一般化やグローバル機購入のハードルが下がったためにこのままだとキャリア版端末を見限るユーザーが無視できない数になりそうなこと、などがあるのでしょう。グローバル版に遅れないタイミング(どころか今回は世界最速)でアップデートを提供することでヘビーユーザーに逃げられないようにしたい狙いはあるのではないでしょうか。
ともあれ、私もさっそくアップデートをかけてみました。ゆうに 1 時間以上かかる大規模アップデートなので、余裕のあるときに適用することをオススメします。
Android 6.0 の新機能「Now on Tap」。ホームボタンを長押しすると、そのときの操作状況(画面の状態など)を読み取って、関連する情報へのポインタを示してくれる機能です。基本的にはそのときに表示している画面内のテキストや画像等をキーに、Google で検索(テキスト、ニュース、画像、YouTube、アプリなど)して関連情報をすぐに参照できるもの、という理解で良いでしょうか。どれくらい便利かはまだよく分かっていませんが、少なくともあまり役に立たない Google Now カードを表示されるよりは、例えば SNS で気になるキーワードを見かけたときに改めて自分で検索ボックスに入力しなくても検索できる、というのはプチ便利かもしれません。やっていること自体は Google 検索の見せ方を変えているだけ、ではありますが、うまい使い方が出てくれば思わぬ方向に進化するかもしれないなあ、と漠然と感じます。
Android 部分だけでなく、Xperia 独自の UI にも少し手が加えられています。カメラアプリの UI も微妙に変わって、モードボタンを押さずに撮影画面をスワイプするだけで撮影モード(プレミアムおまかせオート、マニュアル、動画など)を切り替えられるようになったのは、ちょいちょいマニュアル撮影する身としては意外と便利かも。
また、ホーム画面のスワイプ操作に対する画面エフェクトも複数のパターンから選択できるようになりました。
試しに「ウィンドミル」を選んでみると、リボルバーを回転させるようなエフェクトでページが切り替わって、ちょっと面白い。
機能的には何の意味もないエフェクトですが、長年使ってきたフラットなエフェクトとは目先が変わって新鮮なので、しばらくこれでいこうかな(笑。
逆にいうと、OS 上の見た目や操作感は肩すかしなくらい Lollipop から変わっていないので、操作感が変わるのがイヤな人でもこれは安心してアップデートできると思います。
新しい Xperia X シリーズは Marshmallow プリインということで、壁紙等のデザインテーマは変わるようですが操作感は Z5 と大差ないはず。これは、無理して Xperia X を買う必要はないかもしれません(^^;;。
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