「きみに、託す。為すべきと思ったことを…」
OVA を強引にカットしてテレビ放送した(ぉ)アニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』も本日の放送で最終回を迎えました。夏休みから組み立てていたこのキットも、何とか放送終了前に完成。
シナンジュのキットはアニメ化される前に MG が発売されていましたが、テレビ放送に合わせてまさかの RG 化。まさかこの複雑さを持つ MS が RG で発売されるとは思っていなかったので、歓喜して購入。
1/144 スケールなのに、商品カートンからして 1/100 MG の一般的なキットと同じサイズというのに恐れ入りました(;´Д`)。
RG シナンジュの最大の特徴は、全身に施されたこのエングレービングの再現にあります。MG でさえホイルシールで表現していたこの金色の飾り模様を、RG では何と金メッキパーツ+黒パーツのパーツ分割で完全再現(;´Д`)。このクオリティはやばい。
シールドへのエングレービングもこの通り。しかも外装にあたる赤系のパーツはグロスインジェクション成型で素材自身が高い光沢を持っていて、塗装要らずです。
私はトップコート派なのでどうするか迷いましたが、グロスインジェクションの赤とエングレービングの金メッキは無塗装、それ以外のパーツはつや消しトップコートで仕上げました。外装の黒だけ光沢トップコートにしてもいいかなとも思いましたが、光沢トップコートはキレイに吹くのが難しいんですよね。つや消しでも結果的に金メッキとの対比がよく出て、これはこれで良かったです。
この RG シナンジュは、驚くことにアドヴァンスド MS ジョイント(半組み立て済みのフレーム)が RG ガンダム Mk-II と共通になっています。明らかに骨格が違う MS と共通のパーツでどう組むのかと思ったら、素体のフレームに対して骨格を延長したり太らせたりするパーツを外付けすることでシナンジュの骨格にしているんですね。これにはちょっと驚きましたが、その副作用かつま先や膝アーマーのパーツがポロポロ落ちやすいというデメリットもあります。私は落ちやすいパーツは可動に影響しない範囲で接着してしまいました。
背面のスラスターユニットの展開機構ももちろん健在。後ろから見てこれだけ迫力ある MS、というのも(特に宇宙世紀では)珍しいと思います。
プロペラントタンクを含むバックパックの重量がかなりあるので、素立ちもままならないのは難点ではありますが(´д`)。ディスプレイにはアクションベースが必須だと思いますが、全高が MG の RX-78 ガンダムと変わらないくらいあるので、アクションベースも HG/RG 用ではなく MG 用にしておけば良かったかな…。
エビやカニのような甲殻類を思わせる外装を持ちながら、全体のシルエットとしては猛禽類に近いデザイン。さらには Hi-ν ガンダムの設計をベースにしながらサザビーの後継と認識できるデザイン。この綿密に計算されたストーリーとデザインが秀逸で、私は UC の中ではシナンジュがつくりとしての完成度が最も高いと思っています。
というわけで、シナンジュが RG で出てくると、次に期待するのはもちろんユニコーンガンダムの RG 化です。が、MG のような完全変身を再現するとなると、1/144 で実現できるのかどうか。技術的にも組み立て的にもちょっと無理かもしれないなあと思いつつ、淡い期待を抱いています。
コメント
[…] RGのシナンジュはいつか作ってみたいとは思いつつも後回しになっていましたが、様々なバリエーションキットが出た中でまぁこれはある意味決定版だろうと思いました。発売はしばらく先ですが、1/144にしては大型のキットなので、そういえばBさんがアクションベースはHG用(=1/100用)が良いと言っていたことを思い出し、それを買ってみました。ちょうどシナンジュ仕様のものが再生産がかかったようで、タイミングが良かったです。 […]