ベイダー卿を作ったら、そりゃあこれを隣に並べたくなるのが人情ってやつでしょう。
同じく 1/12 スケールのストームトルーパーです。
実はこれを組むに至ってはちょっと悩んだ経緯がありまして。
模型関連でよく読んでいる「超音速備忘録」さんという blog があります。誰が呼んだか「プラモデル界のフォトヨドバシ」の異名を取る blog で(笑)、ランナーでさえシズル感漂う写真と物欲を煽るテキストが非常に財布のヒモに悪い。また削ったり盛ったりせずにキットを極力刺身のまま味わうというスタンスにおいて、私も共感するところがあります(私は単に塗装するスキルと根性がないだけですが)。
年末に読んだこちらのエントリーにむちゃくちゃ物欲を煽られたわけです。
「デカくて安い」は正義! ビッグなストームトルーパーのプラモを作って反乱軍をやっつけろ!! : 超音速備忘録
1/6 のストームトルーパーですよ!もうね、このランナーの写真を眺めているだけでアドレナリンと唾液の分泌が止まりません。
それで本気で 1/6 スケール版のキットを買うつもりで店頭まで行ったんですが、実物のサイズを見てちょっと引きました。これはさすがに置けない…もっと大きい BB-8 や R2-D2 を買っておいてどの口が言うのか、という感じですが(ぉ。
まあ、それでも 1/12 だってベイダーと並べるにはちょうど良いし、1/6 をスケールダウンしたようなキットならその雰囲気もある程度は掴めるだろうということで、日和って 1/12 を買ってきたわけです。
スケールがスケールだけにサイズ比でのパーツの肉厚はいかんともしがたいですが、それでもマクロ撮影すると全高 16cm とは思えないスケール感があります。
「中に人が入っていそう感」でいえば、ベイダーのキット以上に生身っぽい存在感を漂わせています。
これがガンプラだったらモールドにはもれなくスミ入れを施すところですが、ストームトルーパーは敢えて素のままで。
だって episode IV の冒頭、レイアの宇宙船に乗り込んできたトルーパーはディテールも雑な、できたてのアーマーを纏って登場したわけですから。あえて何もせずにプラスチッキーな質感を前面に出したほうが劇中のイメージに忠実ってもんです。
マッチョな強さがプラモからも溢れていたベイダーとは対照的に、どこからどう見てもへなちょこなストームトルーパーらしさがよく表現されているキットだと思います。
ひょろっとした腕や足。アーマー脱いだら絶対ランニングシャツと腹巻きしてるだろ的な胴体。劇中では見られなかった、二丁拳銃を構えたヒーローっぽいポーズを取らせても、全然強そうに見えない。これこそがストームトルーパーですよ。これに比べると『フォースの覚醒』のファーストオーダー版トルーパーは洗練されすぎてていけない。
でも、それゆえに、こういう「中に人が入っていそうなポーズ」を取らせると実在感が出てきます。
レンズ越しにこのトルーパーを見ていると、まるで自分がルーカス、あるいはギャレス・エドワーズになったかのような気分に浸れます。
プラモとしてもパーツの合わせ目等がほとんど気にならない、よく練られたキットだと思います。ある程度の簡略化はされているとはいえ、ヘルメットの目の部分は密かにクリアグリーンだったり、基本的には 1/6 をそのまま縮小したかのような構成。1/6 が置けない人でも、1/12 は作る価値アリ。
バンダイからは人体部分のランナーを流用した他のトルーパーもキット化されていますが、やっぱり原点のストームトルーパーから組むべきでしょう。私は今、あと数体買ってベイダー卿の後ろにズラッと並べたい欲と戦っています(ぉ
コメント
1/6のはいつか買う気マンマンかつ、汚す方向で妄想してます・・・。
四の五の言うより早く買ってガスッと組んでガッツリ遊ぶといいのさ!