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ドライボックスと乾燥剤の話

そろそろ梅雨も近づいてきたので、カメラ機材の防湿の話でもしましょうか。

私の所有機材もかなり増えてきて、そろそろ防湿庫にも収まりきらなくなってきたんですが、さすがに自宅には防湿庫を買い換え/買い増しするほどスペースもなく。仕方ないので、防湿庫を買う前に使っていたドライボックスを引っ張り出してきて、使用頻度の低い機材をこちらに収納することにしました。

ナカバヤシ / CAPATY ドライボックス 11L (グレー)

CAPATY ドライボックス 11L

このドライボックス、背が低いので機材の出し入れがしやすいし、複数積み重ねておけるし、湿度計もついていて使い勝手が良いんですよね。蓋にはちゃんとパッキンがついているので、密閉性が高いのもポイント。
でもしばらく使っていなかったので、乾燥剤を買い直す必要があるけどどれにしよう…と迷いつつ、スーパーの日用品コーナーでえいやっと買ってきました。

エステー / ドライペット スピード吸湿 くつ用

B00I4FVXEU

別にカメラ用である必要もないし、乾燥剤ならばシリカゲルでしょという短絡的な発想です。靴用で除湿容量も大きそうだったし、天日干しで再利用可能、というのも扱いやすそう。
と思ってとりあえずドライボックスに突っ込んでみたら、

CAPATY ドライボックス 11L

なんかほんの一時間ほどで湿度 25% とかまで除湿されてるんですけど!効き過ぎ(;´Д`)ヾ。
一般的にカメラやレンズに理想的な湿度は 40% 前後と言われていて、乾燥しすぎでも逆にレンズのコーティングやグリスに悪影響が出たり、あまり良いことはありません。だから湿度管理がしやすい防湿庫の価値があるわけです。

使用頻度の低い機材とはいっても使えなくなってしまっては困るので、乾燥剤を変えてみることにしました。


ハクバ / 強力乾燥剤 キングドライ KMC-33

キングドライ

やはり餅は餅屋、ということでハクバの乾燥剤。
こちらはシリカゲルではなく酸化カルシウム(石灰)系の乾燥剤ということで、とにかく強力に乾燥させるのではなく、ある程度の湿度で長期に安定させることに主眼を置いた乾燥剤です。

キングドライ

この乾燥剤自体は味付け海苔等に同封されているものと同じですが、包装のナイロン素材が特殊とのこと。製品の訴求にもあるとおり、湿度を 40% 前後に保てるようになっているとのこと。これなら乾きすぎることもなく安心です。
ただしシリカゲルと違って急速乾燥させる力はなく、入れて一時間程度ではほとんど湿度計の値が変わりません。4~5 日かけて湿度を下げていくものということで、頻繁に機材を出し入れするボックスにはあまり向いておらず、今回のようにある程度長期保管する用途に向いている乾燥剤と言えます。逆に毎週使う基剤を入れておくドライボックスであれば、シリカゲルを適量使う方が合っているでしょう。

このキングドライは有効期間が 8 ヶ月程度ということで、日本ならそもそも乾燥している冬季を除いて、春先に入れ替えて秋の終わりまで使う、というサイクルでちょうど良さそうです。

靴用乾燥剤のほうは、本来の用途である靴に使うことにします(笑

ナカバヤシ / CAPATY ドライボックス 11L (グレー)

B000UJ8W42

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