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スプラトゥーン 2 イカすアートブック

長女がお年玉でなんか買ってると思ったら、これでした。

スプラトゥーン 2 イカすアートブック

『スプラトゥーン 2』のコンセプトアートや設定資料を収録したムックです。ちょっとした電話帳くらいの分厚さで、全ページカラー印刷という豪華本。私もちょっと気にはなっていたけどまさか長女が買うとは(笑)。そういえば私も同じくらいの年頃のときにドラクエのグッズや小説を蒐集していたので、血は争えないということか…。

表紙からして既にイカしてますが、中身も相当に濃い。

キャラクター関係では、髪型のボツ案なんかもあり。「ちょーあたまわるいコ」「やべえかかわりたくない」とか、デザイナーさんの手書きコメントひとつひとつまで面白い。
ゲームのキャラクターデザインの過程を垣間見れたような感覚で、こういう資料すごく好きです。

ブキも外観デザインだけでなく構造図まで!しかも「この図は趣味なのであまり気にしなくていいです。」(笑
きっと銃器マニアなデザイナーさんが楽しみながらデザインしたんだろうなあ。きっとそういう雰囲気がゲーム画面を通じて感じられるからこそ、あの世界観が楽しいと思えるんでしょう。


ギアの設定資料も。アロメッシュっててっきりメレルのカメレオン 2 が元ネタだと思っていたら、トレッキングじゃなくて超軽量ランニングシューズのカテゴリなんですね。まあそのへんまで含めてデザイナーのアレンジということなのかもしれませんが。
ちなみに私はリーボックのポンプフューリーをモチーフにした、ヤコのアローズシリーズがお気に入り。自分じゃちょっと着れない履けない派手目のコーディネートで対戦ステージに出るのが楽しい。

スプラトゥーンの世界観を語る上で欠かせないのが「ブランド」。ブランドごとにデザインや性能に特長がつけられているわけですが、ゲーム内ではなんとなくその雰囲気を感じることくらいしかできません。でも実在のファッションやブランドを意識しながらちゃんと作り込まれたギアブランドの背景を知ると、コーディネートの楽しみがさらに広がるわけです。そしてギアの組み合わせで今まで以上に「性能を取るか見た目を取るか」に悩まされるという(笑

タイトルが「イカすアートブック」というだけあって、こういうコンセプトアート的な手描きイラストこそが本書の真骨頂だと思います。ファッション誌っぽくもあるこういうイラストをしげしげと眺めているだけで楽しめる。

大作ゲームの設定資料集でかなり分厚いものも珍しくはないですが、アートワーク部分だけ抜き出してこれだけの物量をもつゲーム関連書籍はそうそうないんじゃないでしょうか。今週末はちょうどフェス期間だし、Pro コンも買ったのでゼルダは置いといてスプラトゥーン 2 をやっているわけですが、やればやるほど奥深いゲームだと思います。発売からそろそろ半年経ちますが、まだまだ飽きずに楽しませてもらえそう。

スプラトゥーン 2

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