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EDEC SD リピーター SDE-100

長女の中学での英語教材の話、春休みに買った NHK 基礎英語は結局春休みの課題以上のものではなかったらしく、授業では別の教材を使っているようです。
教科書は『プログレス』というタイトルのもので、私が中学生時代に使っていた教科書とは全然違う。どうやらイエズス会(この名前を見たのも歴史の教科書以来だ)が監修する歴史ある教科書らしいのですが、これには純正のリスニング副教材があります。あくまで自宅学習用の副教材で購入必須ではないけど、だいたいみんな買ってるもの、らしい。

調べてみたら副教材は SD カードに収められた音声データとそれを再生するための専用プレイヤーで、SD カードは教科書一冊(一年)分で 1 万円近く、プレイヤーも単体で 2 万円近くする模様。音声データの再生くらいなら今時スマホでも当然できるし、ウォークマンだって語学学習モードつきの機種があるくらいなのに、2 万円の専用機ですか(;´Д`)。しかも授業で使うものではないというし、買うだけ買ってすぐに使わなくなるリスクがないわけではない。なんかもったいないような…と思いつつググっていたら、なんとメルカリに多数出品されてるじゃないですか(笑。

Amazon にもヤフオクにもほぼ売られていないのに、メルカリにだけ複数出品されているというのがまた特徴的。しかも見てみると、どうも大学生が高校時代までに使っていたものを出品しているケースが少なくない様子。そりゃユーザー層の違うヤフオクには出ないわけだ…。
私は今までメルカリは敬遠していましたが、最近はさすがに無視できない規模の経済圏に成長しているし、この際だから利用してみるか、ということで一つ買ってみました。

EDEC / SD リピーター SDE-100

私が購入した相手はしっかりした出品者の方だったようでレスポンスも早く、中一日くらいで届きました。商品の状態もかなり良好。

EDEC という教材メーカーが販売している SD カード対応の音声プレイヤーです。現行品は「SDE-200」という型番で色もブラックに変わっているようなんですが、スペック上は旧型も全く変わらないように見えたので、旧型を購入(というか現行品はそもそもメルカリに出ていなかった)。コンテンツ入りの SD カードは別途購入する必要がありますが、本体は定価の 1/3 くらいの値段で購入できたので御の字でしょう。

本体はカセットテープ時代のウォークマンくらいのサイズで、ポケットにも十分収まります。
基本的には英語学習用の機器ですが、SD カードに入れた MP3 の再生にも対応しているようで、ウォークマン代わりに使えます。学校では、授業では使わないけど通学中に英語教材を聴く目的で持ち込み可(要申請)とのことなので、通学中の勉強用という名目で音楽を聴いてる学生も少なくないんでしょうね。

イヤホン端子に加えてマイク入力までついていて(本体にも内蔵マイクあり)、IC レコーダ代わりに使うこともできるようです。教科書に載っていない単語の発音を先生にしてもらって録音、とかですかね。

なによりボリュームがアナログ式のダイヤルというのがまた郷愁を誘ってきます(笑。


そして底面の機銘シールがこの blog の読者の方であればものすごく見覚えがあるであろう形状、レイアウト、フォント。

もしかして…と思っていたところで、付属の AC アダプタを見たらその謎が解けました。

AC アダプタに「TOWADA AUDIO」の文字。十和田オーディオといえば、昔からソニーブランドのラジオ等の製造を受託していたメーカーで、去年ソニーから「アイワ」ブランドの商標を取得して話題になった会社じゃないですか。そりゃあソニー製品と似ている部分があるわけだ。そもそも本体のデザインからして、1990 年代のソニー臭が漂ってます(笑
さらに調べたところ、この SD リピータの前身にあたる CD リピータはソニーブランドで供給されていたとのこと。おそらく CD→SD への世代交代のタイミングでソニーが撤退して、EDEC が直接十和田オーディオに設計製造委託するようになった、というような経緯なんじゃないでしょうか。

本体に操作ボタンがたくさんついているポータブルプレイヤーも今となっては懐かしい感じがしますが、このボタンでチャプターとステップを選択して英語音声を再生します。
「チャプターとステップ」というのは、

教科書の欄外に記載されている数字のことで、テンキーで指定して再生ボタンを押すだけで該当箇所の頭出しができる仕組み。REPEAT ボタンを押せば該当箇所を延々繰り返してくれる機能もあります。
そういえば私の中学時代の英語教材はまだカセットテープで頭出しがめんどくさすぎ、副教材のテープを買ってもらったけどすぐに使わなくなってしまったのを今思い出しました(ぉ。今の子は本当に恵まれています。

…まあ、こういうのも専用機じゃなくてスマホアプリで十分できるだろ、という気もしますが、中学生ならまだスマホを与えない家庭の方が多いでしょうし、そうもいかないのでしょう。

今の子どもたちは小学校時代から英語教育が始まっているとはいえ、教科書を見てみると(教科書にもよるんでしょうが)中一でここまでやるのかという詰め込み具合になっていて、けっこう大変そう。この副教材をどれくらい役立ててくれるかは分かりませんが、できるだけ活用してくれるとありがたい。
私としても「メルカリがどんなものか」を知る授業料だったと思えば悪くないし(笑)、いろいろと勉強になりました。

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