「機動戦士ガンダム」実写映画化、サンライズとLEGENDARYが契約 – AV Watch
唐突で驚いたニュース。サンライズが『機動戦士ガンダム』の実写映画化について米レジェンダリー・ピクチャーズと契約を結んだ、とのこと。
まじかーーー。アニメ作品の実写映画化は、邦画/洋画を問わず死屍累々の歴史だというのに、そこに手を出しますか。しかも実写版ガンダムといえば 20 年前に『G-SAVIOUR』をやって大失敗したはずなのに…と思ったら『G-SAVIOUR』はハリウッドじゃなくてカナダだし映画じゃなくてテレビシリーズだったんですね(明らかに地雷すぎたので観てない人)。『G-SAVIOUR』がガンダム 20 周年を記念して作られたのに対して、今回のハリウッド映画化はガンダム 40 周年の節目に製作されるというのだから、歳を取るわけだ…。
でもレジェンダリーといえば『パシフィック・リム』、『バットマン』シリーズ、『ジュラシック・ワールド』、『インターステラー』といった SF やファンタジー系の名作を多数生み出してきたスタジオなわけで、少なくとも映像のクオリティについては期待して良さそう。問題はどんな脚本にするのか。
イメージビジュアルに描かれているのは、地球の大気圏に何かの光が飛びこんでいく、あるいは大気圏から光が飛び出してくる様子。仮に宇宙世紀ガンダムシリーズに当てはめるなら、ルウム戦役におけるコロニー落としか「シャアの反乱」におけるアクシズ・ショックか…というところですが、既存作品との関連性も明らかになっていないので全く無関係かもしれません。というより、無関係であってほしい(笑。我々の知ってるガンダムとは別の物語、というアナザーガンダム状態であってくれたほうが、こちらとしても割り切って観れるというものです。
『THE ORIGIN』を一年戦争前で終わらせておいてこれかよ、というのが正直な感想ですが、お台場ガンダムの(主に外国人による)盛況を見るにつけ、今後もうパイが広がらないだろう国内ファン向けの商売よりも外に出て行くことを考えたくなるのは解らないでもありません。それならそれで、めんどくさいガノタも納得するものを作るか、めんどくさいガノタがぐうの音も出ないくらい商業的に成功して、実写版もシリーズ化するか、くらいまで振り切ってほしい。中途半端でみんなが不幸になるのだけは避けてほしいところです。
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