[ Sony α7 III | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]
冷静に考えると、桜って不思議な位置づけの花ですよね。
どこにでも自生するような樹でもないのに、日本全国に植えられていて、咲くのを誰もが心待ちにしていて、開花状況をテレビで毎日伝えさえもする。咲いたら咲いたで祝祭日でもないのにどこからともなく露店が集まってきて、ちょっとしたお祭り騒ぎ。冷静に考えたら、なんなんだこれは。
[ Sony α7 III | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]
私は以前なら、花も愛でないでただ飲み食いしに来てる人たちのことをあまり良く思っていませんでしたが(必要以上に騒ぐ集団はどうかと思うけど)、最近は自分も含めこうやって桜の下に集まってくる人々の姿がなんだかかけがえのないものに思えてきました。昔から変わらない屋台の光景とか、普段とはちょっと違う人の触れ合いが感じられるところとか、なんかいい。
[ Sony α7 III | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]
頭上に咲き乱れる桜の花か、眼下に漂うソースやバターの匂いか。
究極の選択。
[ Sony α7 III | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]
都心の桜はあと一週間くらいがピークでしょうか。
それが終わるとまた 350 日くらいは桜を待つ時間になるわけで。咲いているうちに堪能しておこうと思います。
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