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docomo のシェアサイクルを使ってみた

最近都内でよく見かけるようになった docomo のシェアサイクルサービス「ドコモ・バイクシェア」を利用してみました。

バイクシェアサービス|自転車シェアリング

各自治体が提供しているシェアサイクルサービスですが、首都圏では多くの市区で docomo(の子会社)が運営を担当していて、一部を除き市区をまたいで利用することができます。例えば品川区で借りて港区で返すことも可能で、かなり利用の幅が広い。一年ほど前に自宅近くのコンビニにポート(駐輪場)が設置されて気になっていたのですが、サービス提供エリアを確認してみたところ私の生活圏はほぼ網羅されていて、登録するだけなら無料ということでとりあえず試してみることにしました。

なお docomo 系のサービスではあるものの docomo の携帯電話契約を持っていなくても利用可能です。docomo ユーザーであれば利用料金を毎月の携帯電話の請求に合算することができて決済がラクというメリットがあります。
利用料金は無料会員の場合月額負担なし&¥150/30min(延長料金 ¥100/30min)、月額会員の場合は月額 ¥2,000&一回 30 分まで無料(延長料金 ¥100/30min)、加えて ¥1,500/日 の一日パスがあります。私はとりあえず無料会員として登録。

試しに一度乗ってみました。今回は天王洲アイルから大井町まで自転車で行ってみます。りんかい線を利用すると ¥206(IC カード支払時)かかるところ、バイクシェアなら ¥150 で済むので微妙に安い。
スマホアプリでポートを検索すると駅周辺に 4 箇所見つかりました。ポートは最近急激に増えていて、都内の主要駅ならば確実に駅近にあると言って良さそうです。

ポートの詳細を確認すると「こちらでは貸出サービスはありません」と記載されていましたが、試しに「借りる」ボタンを押してみたところあっさり手続きが通ってしまいました。謎。


受付完了画面に表示される自転車番号をもとに自転車を探します。受付完了からは該当の自転車が 20 分間予約状態でキープされる模様。

「CYD」始まりのシリアルナンバーだからこれはきっと「ちよくる」の車両なのでしょう。千代田区から何人もに乗り継がれて品川区まで辿り着いたんでしょうね。

該当のポートに行ってみたところ、数十台のシェアサイクルが駐められていて驚きました。オフィスビル街だからニーズがあるのは分かりますが、既にそれだけ利用者がいるということなんですね。私が自分の自転車を探している間にも二、三人の利用者が乗り降りしていきました。

当該シリアルナンバーの自転車を見つけたら、サドル後ろにあるパネルで [START] ボタン押下後に 4 桁の解錠パスコードを入力することで自転車が使用可能になります。あらかじめ登録しておけばパスコードではなく FeliCa 系非接触 IC カードでも解錠できるようですが、今回は登録していなかったのでパスコードで解錠。次回からは iPhone XS(Suica を登録した Apple Pay)でタッチ解錠しようと思います。

最近都内でやたら見かけるこの赤いシェアサイクル。背が低くてタイヤ径も小さいから乗りにくそうだな…と思いましたが、想像していた以上に電動アシストの力が強くてすごく漕ぎやすい。十年以上前に買った我が家の電動アシスト自転車を基準に考えていたら、あまりの違いに驚きました。アシスト「標準」でもウチの自転車の強アシストより強いし、アシストの効き始めるタイミングも早くて超快適。これならアップダウンの多い都内の道でもあまり疲れずに乗れるでしょう。つい我が家の自転車も買い換えたくなってしまいました(笑。

ただこの自転車には一つ難点があって、ずっと雨ざらしにされているためかサドルの軸が錆び付いているものが多く、高さを変えようにも固くて変えられない(;´Д`)ヾ。私は体格的にサドル高めでないと漕ぎづらいので、これはちょっと辛い。強力な電動アシストがなかったら挫折していたかもしれません。

乗り始めた時点での電池残量は 40% 表示でした。ちょっと心許ない気もしますが、少なくとも天王洲→大井町間という上り坂方向で走ってみた限りでは到着時に残 30% になっていただけだったので、初乗り 30 分の時間内なら足りる感じ。
充電はどうしているのかと思ったらポートには充電機能はなく、ドコモ・バイクシェアのスタッフがポートを巡回してバッテリ交換する運用になっている模様。ポートごとの自転車台数の偏りも(物理的に)調整しなくてはならないので人力での運用は必要だと思いますが、それにしても電池残量が一定以下に減った個体は貸し出さないようにするなどの制御はされているんですかね?まあ自転車には認証のために通信機能と GPS が搭載されているようなので、その種の管理くらいはしているのでしょうが。借りた時点で電池切れだったら目も当てられませんからね…。

10 分あまりの乗車で大井町駅に到着。りんかい線だと時間帯によっては待ち時間だけで 10 分くらいかかることもあるし、案外自転車の方が早いんじゃないですかね。

大井町にも駅近に複数のポートがありました。今回は JR 側出口すぐのところにあるポートに返却します。

ラックに前輪を差し込み、施錠した上でパネルの [ENTER] キーを押せば返却完了。

今回初めてシェアサイクルを利用してみましたが、初回登録さえ済めばあとは拍子抜けするくらい簡単に使えてしまいました。ポートも無数にあるし、駅からちょっと離れた場所まで行くときにとか、歩くとちょっと遠いけど電車だと乗り換えが必要とか、そういうちょっとした移動に自転車が使えるのはかなり便利。
また月額プランのほうは「都度 30 分まで無料」のようなので、30 分以内の利用なら一日に何度使っても無料。実質的には月 ¥2,000 で使い放題といえます。
あとは例えば自宅から駅まで自転車行くにしても、抽選でなかなか取れない駅前の有料駐輪場を借りるよりもシェアサイクルのほうが他所でも乗れていいのでは。と思って調べてみたら、ウチの最寄駅にはポートがありませんでした(泣。

また私は健康のために帰宅時にはできるだけ 30〜40 分ほど歩くようにしているんですが、ウォーキングよりも自転車のほうが上半身にも多少負荷がかかって良さそうに感じます。ただ電車+徒歩は移動時間を可処分時間として使えるのが、自転車だと純粋な移動時間になってしまうのがちょっともったいなくはありますね…。
ともあれ、私の生活スタイルに照らすとシェアサイクルは使い勝手が良さそうなので、来月は月額会員になってみようと思っています。

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