藤の花の次は薔薇の季節でしょう、ということで東京近郊のバラの名所のひとつ、横浜イングリッシュガーデンに行ってきました。
ここ初めて行ったのですが、大規模な住宅展示場と隣接した施設なんですね。しかも展示場を通り抜けてアクセスする構造になっています。私は住宅購入にあたり戸建てはあまり念頭になかったからこういう展示場にはほとんど来たことがなく、それも含めて新鮮な感覚。ちなみにイングリッシュガーデンも住宅展示場も tvk(テレビ神奈川)が運営する施設らしいですね。そんな事業もやってたとは。
※写真は全て α7C+SIGMA 90mm F2.8 DGDN にて撮影。
園内には 2,200 品種 2,800 株のバラが見頃を迎えていて実に見事。バラって園芸品種だからめちゃくちゃ沢山の種類が開発されていて、とても同じバラに属するとは思えないほど見た目が違う。大きさ、色、花弁の枚数、花の形…先日のチューリップもそうでしたが、園芸品種を開発する人ってどういう思考回路で新種を思いつくのかとても興味があります。
見頃だけあって人出はとても多く、園内を自由に動き回るというよりは半ば人の流れに乗って順路を歩く、というような状況でした。ポートレート撮影をしに来ている人もかなりいて、それは別にいいのですが照明器具の持ち込みはちょっとやりすぎでは…。
「イングリッシュガーデン」という名称からあしかがフラワーパークの西洋庭園のような徹底的に整備された庭園をイメージしていたらちょっと違いました。庭園の構造自体は確かにイングリッシュガーデンだけど剪定はさほど徹底されておらず、伸びるに任せている感じでけっこうモサモサしている印象。もっと神経質なまでに作り込まれた庭園を見たかった気はするけど、このバラの乱れ咲き状態はこれはこれで見応えがあります。
そういえばバラをスマホではなくカメラで撮影している人が多かったのも印象的でした。最近は観光地に行っても九割方の人はスマホで撮っているような感じですが、ここでは体感三割くらいカメラで撮っているように見受けられました。ポトレを撮りに来ている人だけでなくバラを撮りに来ている人もカメラを使っていて、なんか久しぶりにカメラ系イベント以外で多くのカメラに囲まれた日でした(笑
この花弁が重なっていないタイプのバラは原種(ノバラ)に近いタイプの品種ですよね。元々野生のバラはこういうものだったのが、園芸で品種改良を繰り返した結果あの見事な八重咲きの「薔薇」になったという。
個人的には古いスクエニファンだから「のばら」というとファイナルファンタジー II を思い出します。
ファイナルファンタジーといえばこちらは「セブンスヘブン」という品種。FF7 でアバランチのアジトになっていたバーの名前、バラの品種にもあったとは。
ちょうど FF7 REBIRTH をプレイ中だけに目にとまりました。
でもバラと言えばやっぱりこの情熱の真っ赤な薔薇。これだけ沢山の種類のバラが咲き乱れていても、つい赤いバラに目が行ってしまいます。
花瓶に水をあげましょう、心のずっと奥の方。
今回はほとんどの写真をシグマ 90mm F2.8 DGDN で撮影しましたが、やっぱり良いなこのレンズ。
特に近接気味で撮ったときの被写体のシャープさとボケの柔らかさが素晴らしい。中途半端な距離感で撮るとボケが少しうるさく感じるケースもありますが、これくらいで撮るとめちゃくちゃ良いです。
人口密度で言えば先日のあしかがフラワーパークよりも混んでたけど、それでも行く価値のある庭園でした。目で楽んで良し、撮って良し、だけど華やかな香りに包まれたのもとても良かった。こればっかりは写真では伝わりませんからね。
バラは春だけでなく秋にも見頃があるので、10~11 月にまた行ってみても良いかも。
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