以前一度食べてとても気に入った担々麺がまた無性に食べたくなったため、わざわざ食べに行ってきました。
京急井土ヶ谷の駅から徒歩数分のところにある担々麺専門店です。もともとは松重豊さんのラジオで「うまかった」と紹介されていたことで知った店。松重さんお勧めの飲食店は外れがないですね、さすがは『孤独のグルメ』でこれまでに 100 店以上を訪れているだけのことはある。
昔から担々麺好きの私ですが、たっぷりの胡麻に加えて様々なナッツ類がもたらす濃厚なスープは超私好み。井土ヶ谷ってほとんど縁のない土地だけど、これだけのために電車に乗ってきました。
前回来てから一年ほど経って少しメニューが増えたようです。カレー担々麺がどんなのか気になるし、担々麺専門店が敢えて出す醤油ラーメンもきっとおいしいに違いない。
そして担々麺に加えて炒飯も推すようになったようですね。確かに前回食べた炒飯はオーソドックスながらもおいしかった。
カウンターにはお勧めの食べ方についていろいろ書いてありました。
こだわって作っている分、できるだけ一番おいしい状態で食べてほしい…という気持ちが伝わってきます。
カレー担々麺や汁なし担々麺とも迷った挙句、久しぶりだから改めて王道の担々麺を選択。
ただし前回とは違って太麺を選んでみました。この濃厚スープなら太麺でしっかり受け止めるほうがおいしいに違いない、という確信が前回あったので。
胡麻ペーストをふんだんに使ったドロドロ濃厚スープ。そこにいろんな種類のナッツが入って香ばしく、密度の濃い味。唐辛子の辛さと花椒の痺れもそれなりに。かつ、超粗挽きの挽肉が肉肉しくて食べ応えあります。全体的にすごく好きな味。
太麺(手揉み麺)。やや平たくて焼きそばに使われそうなくらいの太麺です。この平たさがいい具合にドロドロスープを掬いあげてくれてうまい。
私は普通の担々麺ならば柳麺の方が好きなんですが、この店のスープには太麺こそ好相性だと思います。
さらにサイドメニューとして小ライスを注文。麺もさることながら、余ったスープにライスを投入したら絶対うまいという確信がありました。
ちなみにこのライスは炒飯用に固めに炊いたものを提供しているため、普通の白飯のようなもちもち感はありません。でも個人的には担々麺の箸休め的にちょっと食べるにはこれくらいでもアリ。
麺を食べきった後にスープにライスをドボン!担々リゾット。
ほうら、想像通り。濃厚スープで流し込むライス、担々麺とはまた違った種類のうまさがある。むしろ担々麺はこれを食べるための通過儀礼だったのでは、というほどにメインのごちそう感。
この季節、カウンターに扇風機が設置されているのが滅茶苦茶ありがたい。スープを飲み切って汗が浮かんだ額に、この風が染み入る。
今回もおいしかったなあ。でもしばらくしたらまた無性に食べたくなってしまうんだろうなあ。
次はカレー担々麺、いや汁なしもいいな。何度か通ってみるしかないか。
ごちそうさまでした。
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