最近やたらと SNS でターゲティングされる広告で認識したんですが、スクエニから新しいシミュレーション RPG がリリースされるんですね。
WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争 | SQUARE ENIX
『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』(私はやったことない)の派生作品という位置づけのようですが、内容を見ると世界観やゲームシステムはむしろ『タクティクスオウガ』『ファイナルファンタジータクティクス』シリーズにかなり近いものを感じます。制作側としても強く意識しているのは間違いないでしょう。
SRPG の国産タイトルは『ファイアーエムブレム』シリーズと『タクティクス』シリーズが二大巨頭ですが(『タクティクス』はそれほどシリーズを重ねているわけでもありませんが)、個人的には FE も面白いけど高低差があるマップや攻撃の射程距離、素早さと行動順という概念などのとてもアタマを使う『タクティクス』シリーズのほうが断然面白いと感じてきました。FF のナンバリングタイトルよりも FFT のほうに思い入れが強いと言っても過言ではないほど。その FFT のシステムを受け継ぐとみられる本作にも自ずと期待してしまうわけです。FF に対する FFT があくまでモンスターや魔法、アイテムなどの世界観を共有するだけで FF をやったことがなくても FFT を楽しむことができたように、本作もおそらく FFBE 未プレイでも特に問題なく楽しめるはず。
広野プロデューサーへのインタビュー記事によると、ストーリーは「人間の持つドロドロとしたものが描かれます」ということでこれまた FFT 的な展開が期待できそう。主要キャラであるリオニス国の双子の王子・モントとシュテルには FFT のラムザとディリータっぽさを感じるところもあり、おそらくこの二人が表と裏となって国の行く末を左右するシナリオがあるんだろうと予想されます。あとクリスタル教会は雰囲気からして絶対 FFT におけるグレバドス教会的な黒幕ですよね…。という妄想が捗ってしまうくらい FFT ファンの琴線に触れに来る世界観。ただし現時点で判明しているだけでも五つの勢力があり、かなり入り組んだややこしい話でもありそうですが。
これでプラットフォームがコンシューマー機ならば期待しかないところですが、iOS/Android 向けというのが少し不安になるところ。廃課金なしでどこまで現実的に楽しめるものなのか。また FFT 的な世界観でありながらタクティクスシリーズの生みの親である松野泰己氏が関与していなさそうなのも不安要素ではあります。またスマホ向けという意味では『オクトラ大陸の覇者』のリリースも控えているんですよね。私はスマホゲーをいくつも平行してプレイできる気はしないし、リリース時期が近いようなら両方とも試してみて面白かった方を残すという感じになりそう。
ともあれ本作のリリースは年内予定ということなので、続報を待ちたいと思います。
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