先日行った大井町の「もり田」がなかなか良かったので、また行ってきました。
肉と日本酒と蕎麦のうまい店。肉鍋が主力なだけあって、こういう寒くなってきた季節こそおいしさが増すはずです。
個室席中心というあたりも落ち着いて過ごせるのが良い。
お重入りのお通し三品、例によって渋め。
こういうのはビールじゃなくていきなり日本酒から入りたくなります。
日本酒は盛田酒造の「盛田」「ねのひ」シリーズが中心。私はいつもは北日本方面の日本酒を選びがちですが、愛知のお酒もおいしいですね。
おつまみは枝豆から。
なんてことない見た目ながら、しっかり塩ゆでした味がついていてうまい。
つい手が伸びてしまう枝豆です。
だし巻き玉子。分厚くてふっくら、それに鮮やかな黄色。見るからに幸せな玉子焼き。
味付けも甘くなく、これは日本酒のつまみとして非常にレベルが高い。
あん肝ポン酢！
これ以上に日本酒に合う珍味があろうか。
これを食べて日本酒を飲んでいる間は健康のことなんてどうでもいいとさえ思えてきます。
鴨わさ。
こういう蕎麦がうまい店で、天ぷらとか鴨とかいった蕎麦の「具」の部分だけをつまみに飲むのってなんだか大人な感じがします。
やっぱりこの店、一品一品どれもおいしい。
揚げ銀杏。これまた枝豆以上に止まらなくなるやつ。
今回食べた料理はどれもこの上なくシンプルなものばかりだけど、シンプルがゆえに違いが分かりやすいものでもあります。この店のはどれも丁寧さが感じられてとても良い。
そして鍋は、豊後牛の肉鍋！
このボリューム感。それに八丁味噌の濃厚な味付け。以前食べた名古屋コーチンの鍋よりもさらに濃い鍋です。
煮込んでいるにも関わらず口の中でじゅわっと出てくる脂のうまみがたまりません。
野菜も麩も豆腐も、全部八丁味噌味がじーんと染みわたっておいしい。この鍋全部うまいじゃないですか。
でもって、〆は盛り蕎麦。
コシがあって喉ごしの良い麺が、飲んだ最後にすごく良い。近年〆のラーメンよりは蕎麦を推進している私としても、こういうのはとても嬉しい。
確かな満足感。やっぱり冬は鍋と日本酒に限りますね。おでんとかもいいけど。
今回も、最初から最後までおいしくいただきました。
ごちそうさまでした。
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