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So-net 0SIM 終了へ

500MBまで無料の「0 SIM」終了へ – ケータイ Watch

So-net 0SIM

0 SIMというのはいかに無料サービスの枠外に飛び出していただくかがキモなので、私のようにずっと無料枠内だったり、某氏のように塩漬けだったりすると何も儲けが出ません。

はい、某氏です。

デジモノステーションの付録だった So-net 0SIM を入手して四年あまり。最初の頃はサブのサブ回線として使っていて、当時は mineo の 3GB プランが微妙に不足気味だったので重宝していました。が、一般販売が開始されて数ヶ月もするとユーザーが増えてきて速度的に使い物にならなくなり、私はそれっきり塩漬け状態にしていました。

0SIM 自体はフリーミアムモデルのような考え方で、無料につられて契約したユーザーが無料分を使い切って有料課金される、あるいは有料プランに切り替えることを狙ったものだったのでしょう。「格安スマホ」というキーワードとともに MVNO が隆盛したものの、あっという間にレッドオーシャンになってしまった市場での差異化施策として話題を作ることはできた。でもそれもお金を払ってくれる見込み客ではなく、(私も含め)無料の枠内でやりくりしてしまうユーザー層にしかリーチできなかった…ということかと思います。
また無料体験から有料プランへの呼び水にすべきだったところ、使い物にならない通信速度しか提供されないことでユーザーが離反し、その後の選択肢から So-net を外してしまう負の効果もあったと推測されます。So-net がネットワークに投資しない→回線速度が遅いまま放置される→新規ユーザーは離反、遅くても無料枠内でやりくりするユーザーだけが居座る、というネガティブスパイラルに陥ったのではないかと。

そもそも 0SIM に限らず So-net(nuro モバイル)の有料 SIM であっても、いくつかの回線速度比較サイトの記事を見る限りでは大手 ISP/MVNO の中では下から数えた方が早いくらいに実効速度が出ていないことが明らかになっています。MNO/MVNO に限らずネットワークの快適さはその事業者がインフラ(バックボーンやゲートウェイ、MVNO の場合は MNO から購入している通信帯域)にいくら投資しているかが物を言う世界ですが、近年の So-net はそこにコストをかけていないように見えます。
そういう点でいうと、MVNO の選び方は仮にユーザー増に伴う一時的な速度低下があってもちゃんと投資してインフラ強化する姿勢を見せてくれるところを選ぶべきなのでしょう。そもそもが MNO のサブブランドである UQ やワイモバイルは別格としても、自社でバックボーンを持っている OCN や IIJ、あるいは電力系インフラ維持のために独自ネットワークを構築している mineo(関西電力グループ)とか。私が使っている mineo はつい先日半日レベルのネットワーク障害をやらかしてしまったところですが、少なくとも私はそれ以外で通信障害や実用にならないレベルでの速度低下に見舞われたことはありません。そうなると毎月数百円レベルで回線を維持することは難しくなりますが、音声通話付きで ¥1,500~2,000/月 くらいが快適に MVNO 回線を維持する目安になるんだろうなあ。

私も今 0SIM の代わりとなるサブ回線を一つ増やそうと考えているんですが、mineo を二回線に増やすよりは別の MVNO を試してもみたいし、ちょっと下調べしているところです。

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