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MGEX ユニコーンガンダム 内部フレームまで完成

この冬休みの間に精力的に取り組んできた MGEX ユニコーンガンダム、休み中に内部フレームまで組み上がりました。

MGEX 1/100 RX-0 ユニコーンガンダム Ver.Ka

MGEX ユニコーン本体の組み立ては、一般的なガンプラとは異なりフレキシブル LED シートにフレームを組み付けるような形で組み立てていきます。先行してお台場限定で発売されていた RG ユニコーンガンダム・発光モデルと似たような感じですが、 MGEX のほうは体幹から末梢に向かって組んでいく感じ。神経系に対して骨格を組み付けていくような感覚でもあります。
↑の写真は胴体フレームだけ組み上がった状態ですが、組んでいる間もフレキがプラプラしているのでどこかに引っかけて断線させないかとヒヤヒヤします。特に胴体を組んでいる間、けっこうな重量のあるコネクタが地球の重力に引かれてフレキにテンションをかけてくるのが怖い怖い。

組み立て中、このフレキケーブルをユーザーに折り曲げさせる指示が多数あるのもとても怖い。しかも 90° だけでなく 180° 折らせる箇所もあるからもっと怖い。
ノート PC などの精密機器を分解したことがある人ならフレキケーブルを折り曲げて配線されている様子を見たことはあるかと思いますが、メーカーが組み立て工程で曲げるのとユーザーが自分で曲げるのとは話が違いますからね。間違えて逆向きに曲げてしまい、改めて正しい方向に曲げ直しただけで内部断線するリスクに晒されるわけですから。これ設計するのはいいとして品証部門がよく商品化を承認したな…と驚きました。

フレキケーブル上の白い一本線が山折り、二重線が谷折りです。腕の部分なんて「斜め 45° に折る」指示があったりします。プラモも電気工作も慣れているつもりの私でも、さすがにこのフレキ周りの組み立ては緊張しました。

とにかく怖かったフレキケーブルがほぼ露出しない状態まで内部フレームを組み上げました。取説通りだと部位ごとに外装までつけてしまう手順になっていますが、私は自己流にアレンジして内部フレームのみを先に組み立て。二の腕の部分だけ外装が構造材を兼ねているので白いランナーを使う必要がありましたが、それ以外はほぼグレー/乳白色/クリアのランナーのみで完成。

なお私は通常なら外装までだいたいつけた状態でトップコートを吹いているのですが、今回ばかりは完成後にスプレーするとサイコフレームの透過パーツが濁りそうだったので、パーツごとにプレミアムトップコート(半光沢)を先に吹きました。内部フレームまでであればほぼデカールを貼る必要もないので、ランナーからカットしてゲート処理するそばからコーティング。

LED 制御ユニットとの接合部は腰後ろに来ます。ドックを兼ねたスタンドに腰部でジョイントしている構造はほぼ横浜ガンダムと同じ。近い時期にリリースされたガンダムの立体物に奇妙な符合を感じます。

フレキは複雑に折り曲げた上でフレーム内を通し、末端はパーツ内のダボ(凸)に引っかけることで変身や可動時にも抜けないように工夫されています。フレキは最終的に 3D 形状に折り曲げることを必要とされるので、立体把握能力が試される感じ。

手足と頭の一部を取り付けて、なんとかモビルスーツらしい風体になりました。

こうして見ると内部フレームの大半はクリア&半透明パーツで構成されています。旧 MG では変身後に露出する部分のみが蛍光パーツで構成されていたのと比べると、こちらのほうが「あいつ、全身がサイコフレームでできているのか!」感が強い。

背面から見てもほぼクリアパーツ。あまりにも透明部分が多いので、MGEX というよりはイベント会場や劇場限定販売のクリアバージョンのガンプラを作っている感覚に襲われます。クリアガンプラって完成形がオモチャっぽくてあまり好きじゃないんですが、組み立てている間はなんか無性に楽しいんですよね(笑

ここまで組んだ状態で一度発光テストをしておきます。組み立て中にフレキにテンションをかけてしまって「ヤバいかも」と思った場面が数度あったんですが、なんとか無事点灯してくれて一安心。

この状態を見ると全身のフレームに仕込まれた LED の光がクリアパーツで導かれて乳白色パーツで拡散されているのがよく分かります。考え方としては液晶ディスプレイのバックライトの仕組み(LED の光を導光板で導いて拡散板でムラなく広げて光らせる)と同じなんですね。

緑発光モード。NT-D の赤発光よりも高輝度なのがイイ。

なんかこのままでも十分カッコイイので、あとはツノだけつけて飾ってしまってもいいんじゃないかと思えてきました(笑

あとはほぼ外装のみですね。しかし外装は Ver.Ka ならではの大量のマーキング(しかも水転写デカール)との戦いなので、ここまでの工程と変わらないくらい時間がかかりそうです。
まだ当分外出しづらい日々が続きそうですし、今月中の完成を目標にゆるゆるやっていきます。

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