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スター・ウォーズ/マンダロリアン Season 2 [Disney+]

Season 1 をイッキ観してから一年。Season 2 の全エピソードが配信されたので、この正月休みを利用して再度 Disney+ と契約し、またしてもイッキ観しました。

マンダロリアン

The Mandalorian

Season 1 ではマンダロリアンが「ザ・チャイルド」(ベビーヨーダ)をとにかく護って静かで安全なところで暮らすために旅をするのが目的でしたが、Season 2 ではザ・チャイルドを本来の仲間であるジェダイに託すこと、およびジェダイの手がかりを掴むために同胞のマンダロリアンを探すことが彼のミッションになります。そのため一話完結のテイストが強かった従来のシナリオから続きものとしての側面が強くなっていきます。しかし Season 1 での出来事がただの単発エピソードではなく、ほぼ全てがクライマックスに向けた伏線であったことが後半で明らかになっていくという、盛り上げ方が実に巧みな構成。

ちなみに私は全話が出揃ってからイッキ観しようと思って待っていたのですが、その間に Season 2 ではあのボバ・フェットが登場するというネタバレを不用意に喰らってしまいました(;´Д`)ヾ。やはりこれはちゃんとリアルタイムで追いかけるべきなのか…。少なくとも最終話が配信予定の月に契約してそこからはリアルタイムに追うのが良いのかもしれません。

The Mandalorian

そんなわけで序盤は「いつ、どのような形でボバ・フェットが登場するのか」を意識しながら観ることになるわけです。が…、マンダロリアンのヘルメットをかぶったキャラクターは次々に出てくるのに、肝心のフェットがなかなか出てこない。そうやってやきもきさせられるからこそ、満を持してフェットが登場するシーンが最高にエモい。ちなみにボバ・フェットを演じるのが Episode II/III でジャンゴ・フェット(ボバの父)役だったテムエラ・モリソンというのがまたアツい。

The Mandalorian

基本的にマンダロリアンが帝国軍残党や賞金稼ぎからザ・チャイルドを護る話だから本編に登場するキャラクターやメカが直接登場するシーンは少ない(少なかった)のですが、それでも時々 X-ウイングや TIE ファイターなどおなじみのメカが出てくるとそれだけで興奮するわけです。本編と違ってジェダイ視点じゃないから X-ウイングも TIE ファイターも敵として出てくると怖い怖い。

しかしこのシリーズならではの欠点として、マンダロリアンが対人戦で無双すぎる問題があります。Season 1 でベスカー(SW 世界で最高クラスに硬い金属)製のアーマーを入手してからマンダロリアンは防御はほぼ無敵になってしまい、近距離パワー型のドロイドに全力で顔面直撃パンチを数発食らっても致命傷にならないほどのチート性能を発揮。なので劇中の戦闘シーンは敵の攻撃をほぼ避けずに突っ込んでいくという戦い方が普通になってしまい、なんか緊張感に欠けます。そのせいか、あるエピソードではマンダロリアンがこのベスカーアーマー以外のものを身につけて戦わざるを得ないシーンも用意されていますが、それならベスカーアーマーをコンプするシーンをもう少し後に持ってきても良かったのでは…とは思いました。
まあ、SW の戦闘ってジェダイも対シス戦でもない限り「まず死なない」という目で見てしまうので、戦闘シーンにハラハラ感を求めるべきではないのかもしれません。だからこそ『ローグ・ワン』の緊張感が際立つとも言えます。

The Mandalorian

ここまでジェダイが一切登場してこなかった本作で、ついにジェダイが登場。アニメシリーズ『クローン・ウォーズ』(私は全部は観てませんが)に登場したアナキンのパダワン、アソーカ・タノがここで出てきます。ジェダイ・オーダーと訣別し、暗黒面にも堕ちなかった元ジェダイという位置づけで白いライトセーバーの二刀流。マンダロリアンがザ・チャイルドを連れて行くべき場所を示唆する役どころで 1 話のみの登場でしたが、やはりジェダイが出てくるとテンション爆上げになることを再認識させられるエピソードです。「ジェダイもライトセーバーも出てこない渋い SW もイイ」なんて思っていても本当はそれが見たいんやんけ!とセルフツッコミせざるを得ません。

The Mandalorian

Season 1 以上にマンダロリアンとザ・チャイルドの絆が強まった状態から、彼がどのようにザ・チャイルドを誰に託すのか。その結末はここまで張り巡らされた伏線が全て繋がっていくような、最後の 1 話でパズルのピースが全て嵌まっていくような流れでクライマックスに進んでいくわけです。が、最後にあんなサプライズが隠されていようとは。「ボバ・フェットが再登場する」というネタバレを喰らってから情報を完全にシャットアウトしていたこともあって心底驚きました。まるで『ローグ・ワン』で「ジェダイが出てこない SW もイイと思ってたらラストで全部持って行かれた」のの再現をやられてしまった感覚。でも、昔からの SW ファンとして本当はこんなシーンが見たかったんだ!というのを見せられて、もう感涙しかありません。

The Mandalorian

余談ですが、『マンダロリアン』のエンディングには各エピソードの撮影前に描かれたと思われるコンセプトアートをバックにスタッフロールが流れるようになっていて、これが美しくて毎回見入ってしまいます。通常の劇場映画だとパンフレット等に収録される作品ですが、配信用のテレビシリーズだからそういうのがない代わりに鑑賞直後に余韻に浸りながらこのアート群を眺められるのは良い仕掛けですね。

ああ面白かった。Season 1 も良かったけど、Season 2 の盛り上がりっぷりが半端なかったです。また本編の『ジェダイの帰還』から『フォースの覚醒』までの間に何があってファースト・オーダーが生まれ、パルパティーンが復活したのか?のヒントになるようなエピソードが多かったのも良かったです。
今回でストーリー的には一段落ついた感じですが、ザ・チャイルドが何者で帝国軍残党が何のために彼を追っていたのか?そしてジェダイに託されたザ・チャイルドがその後どうなるのか?という部分が残っているので、Season 3 以降もあるのでしょう。また本作からのさらなるスピンオフとしてボバ・フェットを主人公に据えた『The Book of Boba Fett』が既に予告されており、それも気になるところです。

とりあえず Disney+ はこれでいったん解約して、今年の末にフェットを観るために再契約しようと思います(笑。

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