「シン・エヴァンゲリオン劇場版」3月8日公開決定。IMAX、MX4D/4DXも – AV Watch
二度目の緊急事態宣言の発出を受けて再延期されていた『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が 3/8(月)に改めて劇場公開されることが発表されました。
何の前触れもなく、しかもいきなり 10 日後に公開するという発表にはさすがに驚きました。まあ前回の再延期も封切り 10 日前の発表だったので同じような状況ですが。再延期が決まったときには緊急事態宣言が終了してある程度落ち着いた頃に上映、せいぜい 3 月末に発表してゴールデンウィーク前後に公開なのだろうと高を括っていたので、すぐに公開されると言われても心の準備が追いつかない部分があります(汗。しかも映画って金または土曜日に封切りが一般的な中、月曜日の公開というのも異例。しかも首都圏で緊急事態宣言期間が終了予定日の翌日だし、こういう状況にも関わらず配給・興行側がかなり前のめりな印象を受けます。
この奇妙な封切りがどういう経緯で決まったのか、おそらくビジネス上の要因が大きいのだろうと推測して考えられる理由を挙げてみました。
- 3 月といえば一般的には企業の決算月なので、なんとしても年度内に売上を立てたかった
- 1 月下旬から TVCM や各種コラボは始まっていたので、間を開けてプロモーションをやり直しになるよりも広告効果が残っているうちに上映したかった
- 映画業界としては GW や夏休みの上映スケジュールはもう埋まっており、エヴァがその時期にずれ込むことで他作品の興行に影響が出ることを避けたかった
- エヴァならリピーターも多いだろうから一日でも多く上映したかった
- 平日の封切りにすることで公開直後に客が集中するのを避け、週末にかけてある程度うまく分散できる可能性がある
おそらくこのうちのどれか、あるいは複数の理由なのではないでしょうか。
なお現時点では首都圏の緊急事態宣言が 3/7(日)で解除されるかはまだ不明な状況ですが、解除前のこのタイミングで公開日を発表したということは政府はもう 3/7 での解除を内定しており、一部の業界にはその旨伝達済みなのではないかと推測しています。昨春も含め緊急事態宣言の発令と在宅勤務の推奨には政府が経済界にかなり働きかけたようですから、解除に際しても調整が図られているとみるのが自然でしょう。
ともかく、泣いても笑ってもあと一週間あまりで完結ですか。『序』から 13 年半、『Q』から数えても約 8 年半の時が流れました。待たされて待たされて、やっと公開かと思ったら直前で延期されて、かと思えばいきなり 10 日後に公開とか揺さぶりをかけられるとは思いませんでした。こういう時どんな顔すればいいのか、分からないの…。
テレビシリーズからかれこれ四半世紀のモヤモヤがついに終わることには楽しみと同時に寂しさもあります。内容は以前から公開されている予告を見てもどんな話になるのかうっすらとしか想像できないし、『Q』を初めて映画館で観たときのような置いてけぼり感が今回もあるんですかね。今度こそ完結と言っているからにはある程度納得できる終わりになっていることを期待します。
今から公開初日の有休を取るのはさすがに厳しそうだけど、いつなら行けるかなあ…。
コメント
綾波が憑依した
本当に突然すぎて気持ちが追いつきません(;´Д`)。
大急ぎで序・破・Q をもう一回見直すしかないか…。