「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開が再延期 – AV Watch
1/23(土)の劇場公開まであと一週間あまり、というタイミングで『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開が再度延期されることが発表されました。
1/8~2/7(予定)の国内二度目の緊急事態宣言が出されている状況を考えると、確かにやむを得ない対応かと思います。昨年秋以降、映画館自体が(イメージとは異なり)常に換気されている環境であることを訴求したり、上映中の飲食をドリンクのみに限定したりすることで感染拡大を防止しながら営業する努力を続けている状況とはいえ、8 年ぶりの話題作の上映とあっては映画館が密になる状況が避けられないことや、社会的責任を考慮すると適切な判断と言えます。個人的には、新規公開される映画自体が減っている今なら『鬼滅の刃』がそうしたように一席ずつ空けた状態で大半のスクリーンで『シン・エヴァ』を流すようなことをしてでも上映するのでは、と思っていましたが。
もともと緊急事態宣言の発令を受けて封切り初日 0 時の世界最速上映を中止する発表はありましたが、その時点では公開自体を延期する話はありませんでした。が、ここにきての延期ということは、少なくとも当初は公開自体は予定通り行うつもりだったということでしょう。それを大きく方向転換した背後には、年明け以降感染者数の増加傾向が収まる気配を見せないことと、当初は地域や業種を限定していた行政からの時短要請が泥縄的に拡大してきていることがあるのではないでしょうか。自治体によっては既に映画館への時短要請が出ているところもありますし、チケットの販売が始まった後でさらなる自粛要請が出たらもっと影響が大きいですからね…。
私も公開初日の予定を既に空けてあっただけにショックが大きいですが、仕方ありません。
改めての公開日はいつになるのでしょうね。そういう意味では、 COVID-19 に限らず感染症が増える冬を避けてゴールデンウィークの公開をいち早く決めていた『閃ハサ』は賢明でした。『シン・エヴァ』も早くて春、遅ければ夏休みくらいになるのではないでしょうか。一般的に映画館の上映スケジュールの大枠は数ヶ月~半年前くらいには決まっているものなので、これから春先のスケジュールを(しかもエヴァの規模で)確保するのはカラー/東宝/東映の共同配給という体制下でも簡単なことではないはずです。良くて GW 直前くらいですかね?閃ハサと時期がかぶるけど、ガンダムは基本松竹系だしエヴァとは客層も規模も微妙に違うからそこは配慮しなさそうな気がします。
心配なのは、むしろ時間ができたことで庵野監督が「BD/DVD 発売までに直そうと思っていた部分を修正しよう」と思い立って作画や収録作業が追加され、それがスケジュールに悪影響を与える可能性のほうかもしれません(笑。
コメント