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余った SATA SSD を USB 外付け化する

年末に、大掃除がてら使わなくなっていた PC を処分しました。

処分したのは VAIO SX14 を買う前まで家族用 PC として使っていた VAIO Tap 11 と、その前に使っていた VAIO Fit 11A の二台。さすがに Haswell(第 4 世代 Intel Core)系でメモリー 4GB の機種はもう再利用するにも厳しかったので。

M.2/mSATA SSD

PC を処分するときはつい貧乏性でストレージなどの内蔵パーツを抜き出して再利用したくなってしまうもので、今回も SSD を外してから処分しました。Tap 11 には SAMSUNG MZMTD256HAGM(mSATA/256GB)、Fit 11A には SAMSUNG MZNTE256HMHP(M.2 SATA/256GB)の SSD が内蔵されていました。
これらの SSD を USB 外付けにして他の PC で再利用してやるわけですが、そのためにいろいろと買ってみました。

UGREEN & SABRENT

M.2 SSD はそのまま USB ケースに入れます。mSATA は直接外付けにできるケースがあまり売られていないので、いったんノーマル SATA に変換してから 2.5inch SSD/HDD 用の USB ケースに入れて使います。

M.2 用のケースはこれにしてみました。

UGREEN / USB 3.0 M.2 SSD 外付けケース SATA NGFF (B-Key & M+B Key) UASP 対応

UGREEN M.2 SATA-USB

Amazon で USB 機器やケーブルでよく見かける UGREEN です。安かったのでとりあえず買ってみました。
SSD 側の USB コネクタは microB なのが今となってはちょっと古くさい感じ。

UGREEN M.2 SATA-USB

このケースの良いところは、開閉がスライド式でネジ不要な点。複数の M.2 SSD を取っ替え引っ替え試したりデータを入れ替えたりする際に重宝しそうです。

UGREEN M.2 SATA-USB

SSD 基板の固定もネジレスで、ゴム製のピンで留める方式。徹底的にネジを排除していて作業しやすいのが嬉しい。

ただ、サイズがちょっと大きいのが難点。以前買ったアイネックスの HDE-12 と比べると一回り以上大きい。まあ持ち歩きにはあまりしないと思うから問題はありませんが。

UGREEN M.2 SATA-USB

またこれを買ってから気がついたのが、このケース自体は USB 3.0(=USB 3.1 Gen1)対応ですが、ほぼ同じデザインで USB 3.1 Gen2 対応モデルが存在したこと。Amazon で売られている中華製品はこのように新旧が併売されていて新モデルが区別しにくいのが本当に困ります。それほど転送速度にシビアな用途に使う予定はないから良いんですが…。

一方で mSATA→SATA 変換にはこれを購入。

Sabrent / mSATA を 2.5inch SATA III に変換/アルミニウムエンクロージャーアダプター (EC-MSSA)

Sabrent mSATA-SATA

数年前にノート PC の主流ストレージが HDD→SSD に変わっていき始めた頃、mSATA 規格の SSD が多く採用されていたのでそのまま mSATA が主流になっていくのかと思ったら、その後あっさりと M.2 に駆逐されてしまいました。そのせいか、mSATA が使えるアダプターにはあまり選択肢がありません。そんな中 Amazon で見つけたこの Sabrent のアダプターは、メーカー名は初耳ながらコストパフォーマンスが良さそうだったので選んでみました。

Sabrent mSATA-SATA

mSATA SSD を 2.5inch SATA HDD サイズに変換するアダプターなので、内蔵されている基板はほとんどが余白(笑。コネクターに mSATA SSD をセットして蓋をネジ止めしたら完了です。

これを USB 接続の 2.5inch SATA SSD/HDD ケースに入れていきます。

UGREEN / 2.5inch SSD/HDD ケース USB-C 3.1 Gen2 UASP 対応

UGREEN SATA-USB

このケースも UGREEN にしてみました。こちらの製品に入っているメーカーロゴはシンプルなゴシック体になっていて、最近ブランドロゴが変更されたらしいことが分かります。中華メーカーの多くが変に格好つけたダサめのロゴから近年こういう落ち着いたロゴに変えてきていますね。これだけで怪しげ感が少し薄れるんだから不思議なものです(笑

UGREEN SATA-USB

これもまた先ほどの M.2 ケース同様、スライド式の蓋を開いて SSD を差し込むだけでセット完了。SSD の抜け止めは「両脇からスポンジで滑り止めする」という力業ですが、HDD ならまだしも SSD であれば故障の原因にはならないでしょう。
ネジ留めが要らないのはけっこう重宝するもので、このケースはこの SSD 専用にするんじゃなくていろんな SSD/HDD を取っ替え引っ替え使うためのテンポラリ用ケースにしようかな…。

UGREEN SATA-USB

こちらのケースは新しいだけあって USB-C コネクタを搭載しています。USB 3.1 Gen2 対応で、付属のケーブルもちゃんと USB 3.1 Gen2 に対応しているのが地味に嬉しい。Gen2 のケーブルってあまり持っていないんですよね。

せっかくなので転送速度を測ってみました。自作 PC の USB 3.1 Gen2 ポートに接続し、CrystalDiskMark 8.0.0 にて計測。M.2 ケースのほうは同じ SSD を使って以前買ったアイネックス HDE-12 との比較もとってみました。

CrystalDiskMark 8.0.0

アイネックス HDE-12 と UGREEN の 2.5inch タイプはいずれも USB 3.1 Gen2 に対応しているため十分に速い。ともにシーケンシャルリードは 550MB/s 付近の値が出ており、ほぼ SATA の転送速度上限に近いスピードが確保できているのが分かります。
一方で UGREEN の M.2 タイプは USB 3.1 Gen1 なせいか、同じ SSD を使っても Gen2 より 20% 近く落ち込んでいます。それでも 450MB/s 前後出ていれば USB メモリーより十分に速いし、大容量の動画データのコピーでもしない限りは Gen2 と体感的にはあまり違わないでしょう。まだまだ Gen2 非対応の PC も多いし、実用的にはそれほど問題にはなりませんが、気持ち的にはフルスピード出したい(笑。

こうやって古い PC から SSD を抜き出したり入れ替えたりしているせいで、手元には 128~256GB 程度の容量の SATA SSD が余り気味になってきてしまいました。自作機に内蔵するには容量が中途半端で使いにくいし、こういう半端容量の SSD をまとめて 1TB くらいの SSD として扱えればまた別の用途も生まれてくるんですけどね…。実際に探せばそういう(2 枚の SSD で RAID が組める)外付けケースもあるんですが、ケースの値段で 1TB SSD が買えてしまうくらいだったりするので、ちょっと悩ましい。

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