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Keychron K1 SE のスイッチ交換を試す

先日購入したキーボード Keychron K1 SE。デスクトップ PC 用のサブキーボードとして REALFORCE と半々くらいの頻度で併用しています。Bluetooth 接続時のスリープからの復帰がもう少し早ければいいとか、キートップの縦方向の並びが階段状ではなくスカルプチャー(円弧状)だったらなお良かったとかありますが、概ね気に入っています。
購入状態でしばらく使って慣れてきたので、このタイミングで別のキースイッチを試してみました。とはいえいきなり全部のキースイッチを交換して好みに合わなかったら困るので、多品種のキートップがまとめて試せるテスターセットを買ってみました。

Keychron / ロープロファイルスイッチテスター

Keychron ロープロファイルスイッチテスター

日本国内では転売価格でしか売られていないようだったので、AliExpress から購入。送料込みで二千円くらいでした
セットに含まれているのは Keychron のロープロファイル光学スイッチの茶軸・赤軸・青軸の定番 3 種と変わり種の白軸・バナナ軸・ミント軸、さらに Keychron のスイッチセットといいつつ Gateron のロープロファイルメカニカルスイッチの茶・赤・青軸、それと Gateron 標準プロファイルの茶・赤・青軸の合計 12 種類。本当は黒軸とかも試してみたかったけどこれだけ揃っていれば他のキータッチもある程度推測できるでしょう。

Keychron K1 SE

私の K1 SE はホットスワップ対応モデルを購入したので、ハンダ付けなしで(しかも電源を入れたままでの)スイッチ交換が可能。キーボードに付属するキートップリムーバーとスイッチリムーバーを使って簡単に取り外せます。
ちなみにスイッチを外した基板の丸穴の上にある白くて四角いのはバックライト用の LED。

Keychron K1 SE

Kechron のスイッチを載せてみました。Keychron のロープロファイルスイッチ、ステムが「凶」の字みたいに上辺に切り欠きがあるのが不思議だったのですが、バックライトの光を透過させるためのものだったんですね。

で、この段階になって初めて気がついたのですが、

Keychron 製の光学スイッチ、K1 SE のこのモデルでは使えません。

Keychron ロープロファイルスイッチテスター

というのも、光学スイッチは検出用センサーがキースイッチ側ではなくキーボード基板側についているようです。上の写真だと「B11」の刻印のあたりに基板側の赤外線センサーが収まるようになっていて、キーボード押下時にその隣にある丸穴が塞がれることでキー入力を検出する、という仕組みになっています。メカニカルスイッチはちょうどそのセンサーにあたる部分にスイッチとの電気接点が配置されているため、光学スイッチは光学用の基板、メカニカルスイッチはメカニカル用の基板にしか適合しない模様。ということで、せっかくスイッチテスターに Keychron の光学スイッチが 6 種も入ってきたのに使えません。まあ物理的には入るから打鍵感の確認はできますが。

まあ Keychron のスイッチを一通り試してみたところ、Gateron のスイッチよりも底打ち時のパシャパシャ音が大きくてイマイチだったのと、キータッチ自体も Gateron のほうが滑らかで好みだったのでいずれにしても Keychron 製スイッチは却下していたと思います。

Keychron K1 SE

というわけで Gateron 製ロープロファイルメカニカルスイッチ 3 種の比較。静音リニアの赤軸は打鍵感が軽くて良いんですが、底打ち時のパタパタ音が(Keychron スイッチほどではないとはいえ)やや耳障り。あとキー荷重は私の好みからするとちょっと軽すぎるかな。それに対して茶軸はキー押下時のタクタイルが打鍵してる実感が得られて気持ち良い。打鍵(底打ち)音も赤軸より少し低めでこちらの方が気になりにくいです。クリッキータイプの青軸は…タイプライターのようなバチバチ音はちょっと心地良いと感じるものの、家族のいる自宅で使うのには NG ですね。独身だったらこのスイッチでバチャバチャ言わせながらタイプしていたかもしれませんが(笑

互換性のなかった Keychron 光学スイッチも含め、今回試した範囲では Gateron の茶軸が最も私好みという結果になりました。店頭で試したときにある程度判ってはいたのですが、タイプ音は自宅の環境で使ってみないと本当のところは判らないし、打鍵感についてもちゃんと PC に繋いで実際の文章を打ってみないと正確な判断は下せないからテスターを使って試せたのは良かったです。

ただ、REALFORCE(ALL45g モデル)と交互に使い比べてみると、荷重 55gf のはずの Gateron 茶軸よりも REALFORCE のほうがストロークが重く感じるんですよね。私の好みにとっては茶軸でもまだ軽すぎるということなのかもしれません。全キーを茶軸に交換する前にもう少しだけ考えてみることにします。

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