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ASUS Chromebook Detachable CM3 を見てきた

先日発売された ASUS の Chromebook をビックカメラで見てきました。

ASUS / Chromebook Detachable CM3

ハードウェアデザインは Surface にかなり寄せてきています。Chromebook コーナーに置かれていなければ Surface と見間違えそうなほど。Surface のデザインは秀逸だと思いますが、ASUS ってこういう節操のない物作りをよくやりますよね…。
しかし重さは本体のみで 500g を切り、スタンドカバーとキーボード込みでも 1kg 未満という軽さが Surface Pro との大きな違い。特にスタンドカバーが取り外せることが本体単品時の軽さに寄与しているようです。

そのスタンドカバー。表面がファブリックで覆われているからちょっと不思議な感じですが、裏側を見ると十文字状にヒンジが仕込まれていて、横置き時だけでなく縦置き時にもスタンドとして使える仕掛け。ノート PC やタブレットでもテキストで長文を打ちたいときや電子書籍(特に雑誌やコミック)を読むときに縦置きしたいことが多いので、この機構は重宝しそう。

キーボードは日本語(JIS)配列。Android だと OS 自体が英字配列前提なのでここが日本向けになっているのはちょっと意外でしたが、改めて確認したところ次女が小学校から貸与されている Lenovo 300e も同じ仕様でした。これも同様に [Enter] キーの幅が狭いのがちょっと残念ですが、打鍵感を含め全体としては悪くない印象。

展示機は店頭の Wi-Fi に接続されていたので、Google Play ストアが利用できる状態でした。私は Chromebook がどの程度 Android タブレット代替として使えるかが気になっていたため、Google Play ストアからどのアプリがインストールできるか、よく使うアプリの状況を実機で調べてみました。ちなみにこれはおそらく単に「インストール制限がかけられていない」だけで動作検証がなされているというわけではないと思われますが、参考にはなるかと。

インストール可インストール不可
ActiBook
Adobe Lightroom
Amazon Kindle
Amazon Prime Video
Microsoft Office
Microsoft OneNote
Netflix
OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者
Sony Imaging Edge Mobile
Sony Video & TV SideView
WordPress
YAMAHA AV Controller
Reader by Sony

驚いたことに Android Auto と Reader by Sony 以外に私が使いそうなアプリでインストール不可なものはありませんでした。せいぜい使えて半分ちょっとくらいかなと予想していたので、これは嬉しい誤算。まあ多くのアプリは単にインストールを塞いでいないだけだとは思いますが、逆にあえて使えなくしている Reader by Sonyェ…。まあ最近はもう Kindle がメインになっていて、Reader by Sony はほぼ過去に買ったコンテンツの閲覧用になっているからあまり問題はありませんが。

しかしこうなってくると Chromebook はもう Android タブレット代替というよりは実質的に Android タブレットとして使えてしまいそうですね。
なお店頭の Wi-Fi が混み合っているせいかネットワークアクセスが妙に遅く、操作していても CM3 自体のパフォーマンスがイマイチ感じられなかったのがちょっと残念でした。スペック的にはミドルクラススマホ並みの性能はあるはずです。

CM3 の隣には直接のライバルになるであろう Lenovo Ideapad Duet が並べられていました。Surface 風の CM3 に対して Ideapad Duet はかなり iPad Pro 風味。このへんはもう本当に仁義がない(笑。10inch クラスでスペックもほぼ同等、キックスタンドとデタッチャブルキーボードという似通った仕様なのであとは好みの範囲という感じですが、個人的にはキーボードが傾斜してキックスタンドも取り外せる CM3 に一票ですかね。値段も似たようなもの(CM3 は期間限定のキャンペーン価格ながら)ですし。
ちなみに CM3 はコストパフォーマンスの高さで注目を浴びているのか、店頭では今売り切れになっているようです。Google の販売員の方に聞いたところによると店頭在庫が切れているだけですぐに補充される可能性が高いそうですが。

私は売り切れてさえいなければついうっかり買ってしまっていたかもしれませんが、在庫がなかったことで一旦冷静になれました。今このエントリーを書いているのは旧 iPad Pro+Bluetooth キーボードなのですが、正直この環境でもほぼ不満はないんですよね…気になっているのは単に新しいプラットフォームに対する興味と、私自身が iOS よりも Android 系 OS の方に慣れているからという側面が強いです。

一方で iPad の新製品が近いうちに発表されるのではという噂もあったりするようなので、在庫の補充状況と Apple の動向と自分の興味を天秤にかけながらもう少しだけ様子を見てみようと思います。

コメント

  1. むっちー より:

    タブレット端末は長らく更新してなかった勢(nexus7 & ipad mini 2)なのですが、どちらも今やもっさり(特にnexus7 はバッテリ交換済みなもののUSB端子がグラグラなのでQiに頼るしかない)しているので、サイズと価格帯的にもCM3が刺さる要素たっぷりかもしれません。

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