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SanDisk Extreme PRO SDXC UHS-I 128GB 170MB/s

Extreme Pro なのに安い SD カードを買った方V30 の microSD カードを買った方がいるようですが、私も安くなっていた Extreme Pro SDXC を購入しました。

SanDisk / Extreme PRO SDXC UHS-I Card 128GB SDSDXXY-128G-GN4IN

SanDisk Extreme Pro UHS-I 170MB/s

新しいカメラを買ったらそれに入れる SD カードも新しくしたくなるじゃないですか。
α7C は UHS-II 対応だから UHS-II カードを使いたいところですが、UHS-I と II の価格差はちょっと無視できるレベルではありません。α7C ではあまり連写を多用するつもりもないし、UHS-I で十分かと。Extreme Pro の最新モデルは公称 170MB/s という読み込み速度を誇っています。それでいて 128GB が三千円台なんだから、SD カードの価格破壊は恐ろしい。UHS-II だけはなかなか下がりませんけどね。

SanDisk Extreme Pro UHS-I 170MB/s

以前買った Extreme Pro SDXC と見た目はほとんど同じ。ラベルにある速度表記を見なければ見分けがつきません。

いっぽうで SanDisk の現行 Extreme Pro には UHS-I 版(170MB/s)と UHS-II 版(300MB/s)があり、これもほぼラベルでしか見分けがつかないのが紛らわしい。幸いなことに(?)価格が 7 倍くらい違うから買い間違えることはありませんが…。
また SanDisk のカードには販路違い等で Ultra・Ultra Plus・Extreme・Extreme Plus・Extreme Pro というバージョンが存在していて、これまたややこしい。さらに国内正規品と並行輸入品で微妙にスペックが違うことさえあります。ちょっと統一してもらえませんかね。

SanDisk Extreme Pro UHS-I 170MB/s

それでは公称 170MB/s という速度がどれほどのものか、ベンチマークを測ってみました。比較対象は 95MB/s 版の旧 Extreme Pro UHS-I、以前たまたま必要に迫られてビックカメラで買った Ultra Plus UHS-I(これも公称スペックは 130MB/s!)、UHS-II カードとして ProGrade Digital の Gold とソニーの SF-G32。CrystalDiskMark 8.0.0 にて計測しました。

CrystalDiskMark 8.0.0

結果、なんと UHS-I カードはどれもリード 95MB/s 前後で頭打ちに。Extreme Pro は 170MB/s 品と 95MB/s 品でほとんど差がないことになりました。どうやらこの 170MB/s 版のカードは SanDisk 製の 170MB/s 対応カードリーダーでないと公称のアクセススピードが出ないようです。それ以外のカードリーダーでは UHS-I の規格上限である 95MB/s 前後が上限になってしまう模様。ちなみに私が使っているカードリーダーは SanDisk 製の UHS-II 対応モデルですが、これは UHS-I の 170MB/s 転送には対応していないようです(´д`)。

ちなみに SanDisk にはほぼ同じデザインで色違いの UHS-II 対応リーダーがあるのですが、こちらも UHS-I の 170MB/s 転送には非対応な模様(´д`)。UHS-I 170MB/s と UHS-II の両対応リーダーというのは現時点では存在しないようで、これが状況をさらにややこしくしています。カードの種類によってリーダーを使い分けるのはめんどくさいし、二者択一ならより高速な UHS-II を優先したいですね。UHS-II のカードを使うのは連写で撮りまくる日が中心になりますし。

本領を発揮できるカードリーダーが限られるのであれば、Extreme Pro といっても安い(高く売れない)のは納得です。多くのユーザーにとってモデルチェンジによるメリットがないわけですからね…。
一方で Ultra Plus も公称 130MB/s で旧 Extreme Pro よりハイスペックになっていますが、リードはともかくライトが Extreme Pro の 40% 程度しか出ておらず、これは連写にはちょっと使えません。ここは価格なりの差があるということになります。

というわけで私の環境では Extreme Pro の本領を発揮できないという結果になりましたが、UHS-II が高価くて何枚も買えない以上、そこそこ速くて大容量な UHS-I カードには引き続き出番があります。普段使いの大容量カード兼スポーツ撮影時の予備カードとして活躍してもらう予定。

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