映画業界的にはこの冬休みで最推し（？）と思われる映画を観てきました。
『呪術廻戦』については私はテレビ放送期に Netflix で準リアルタイム視聴していましたが原作は未読。『鬼滅』の次に来そうなジャンプマンガ原作アニメだからという理由で観始めて、最初はグロ描写が多かったり登場人物の言葉遣いが汚かったりしてちょっと好みじゃないかもな、なんて思っていたんですがそのあたりの描写に慣れたらジワジワ面白くなってきました。で映画化という話を聞いて最初はまあ配信落ちしたらでいいか…という感じだったのが、劇場版の新主人公とヒロインの CV が緒方恵美と花澤香菜と聞いて俄然興味が出てきました（笑。
タイトルに「0」とあるとおり、これは本編の前日譚にあたる物語。本編の主人公である虎杖悠仁とその同級生である伏黒・釘崎は登場しません。しかし本作の主人公たる乙骨憂太の存在感がとても強く、サイドストーリーであることを感じさせない作品に仕上がっています。ストーリーがシンプルな分活劇に集中できてむしろ本編よりも面白いと感じたほど。
テレビシリーズでも戦闘シーンのスピード感とカッコ良さは群を抜いていましたが、劇場版はさらに輪をかけてクソカッコイイ。特に主人公の武器が日本刀、というのがポイントではないでしょうか。それ以外にもテレビシリーズでは掘り下げの少なかった狗巻棘の出番が多かったことに加え、ななみん（七海健人）や呪術高専京都高メンバーにもそれぞれ見せ場が用意されていたのも良かった。本来の主人公が登場しない代わりのファンサービスとしては十分だと思います。
でもそれ以上に緒方恵美・花澤香菜の声の演技が圧巻でしたね…ラストシーンにはついホロッと来てしまいました。ただ、乙骨のキャラクターと演技はもうそのまんま碇シンジに見えて仕方なかったです（笑
期待していた以上に面白い作品でした。でもこれは設定的には昨日（12/24）の夜に新宿の TOHO シネマズで観るのが正解だったんだろうなあ。
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