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Surface Duo 2 を見てきた

Microsoft の二画面スマホ「Surface Duo 2」が今週国内発売されたので、店頭に触りに行ってきました。

Microsoft / Surface Duo 2

アメリカでは 10 月に発売されていたので三ヶ月ほど遅れての国内発売。OLED の折りたたみスマホももう珍しくなくなっている中で二画面というのは今さら感ありますが、以前から二画面や折りたたみ端末に注目していた私としてはやっぱり気になる。
ヨドバシカメラではスマホ売場ではなく PC 売場の Surface コーナーに展示されていました。置いておけば売れるような端末ではなく説明が必要な商品だということなのだと思われますが、私がしばらく触っていても Microsoft の販売員さんが一切近づいてこなかったのはやはり PC の Surface と違って売り慣れていないということでしょうか。個人的には接客されるよりも放っておいてほしい派なので助かりました(笑

本体カラーはグレイシア(白)とオブシディアン(黒)の 2 色。Surface という名称から勝手にマットな質感をイメージしていましたが、実機は光沢仕上げでした。
閉じたときのサイズ感はニンテンドー 3DS LL を薄くしたような感じ。スマホとしてはちょっと大きいけど、ファブレットだと思えばアリな大きさ。

二つ折り時の薄さはちょっと驚くレベル。折りたたんだ状態でも 11mm しかなく、折りたたみ OLED 系スマホより明らかに薄いです。
重量は 284g とのことですが、フットプリントが大きいせいか見た目の印象よりはずいぶん軽く感じます。

本体が薄い分、背面カメラはガッツリ出っ張っています。
カメラの縁はバンパー的な樹脂が巻かれていて多を傷つけないように配慮されていますが、カメラがこうやって鋭角に出っ張っているのは好みじゃない。もし自分で使うならカバーはつけたいところです。

2 画面モードで使ってみたところ。各画面は 13:9 つまりほぼ 4:3 なため 16:9 以上の縦長スマホに慣れていると少し違和感がありますが、横位置の写真も大きめに表示できるのは良い。
あと私は普段からスマホを二台同時使いしがちなので、一台で複数のタスクを平行でこなせるのはやっぱり便利。SoC は Snapdragon 888 だから(デモ機で軽く試した限りでは)マルチタスクでも余裕でこなせます。

Surface Duo 2 は二画面を一つの大画面とみなしてタブレット的に使うモードも持っています。
設定にある「アプリの自動スパン」という項目からアプリ単位で全画面表示にするかしないかを指定可能。他のアプリを使っていないときに当該のアプリを起ち上げると自動的に全画面表示されます。

ブラウザー(Edge)を全画面表示してみたところ。二画面にまたがるところは「黒帯で隠れている」ような見え方で処理されているようですね。表示されない領域が出てきてしまうのでシビアな操作が必要な場面ではちょっと使いづらそう。でも電子書籍で画面端のマージンが十分に確保されているアプリなら紙の本を読むように自然に使えそうでもあります。

鯖折りにして一画面スマホとして使うことも可能。この場合背面ディスプレイはオフになります。

展示機を触ってみた限りでは、全画面モードはちょっとクセがあるけど二画面(分割画面)で使う限りはアリだと思いました。これ一台で使うのはないと思うけど、小さめのメインスマホと一緒に持つサブ機兼ファブレット兼ミニタブレットとしてなら選択肢になります。
ただ、問題は価格なんですよね…¥18 万~というのは折りたたみ OLED スマホと大差ない。同じ折りたたみでも商品特性は少し違いはしますが、折りたたみ OLED に比べると少し古く見えてしまうのは事実。せめて 12~15 万くらいだったらなあ…。

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