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蒲田「まるやま食堂」のカタロースとんかつ

蒲田方面に行く用事があったので、せっかくだからついでにとんかつでも食べて帰ることにしました。
蒲田名物といえば餃子かとんかつ。行列のできるとんかつ屋はたくさんありますが、今回は小一時間並んででも食べたいというよりは早めに入れておいしいところがいい。というわけで、以前から少し気になっていたこちらのお店へ。

まるやま食堂

まるやま食堂

とんかつ屋じゃなくて「食堂」って気安い感じがいいじゃないですか。
正午頃にお店に着いたところ既に 5~6 人の行列ができていましたが、意外にも回転は悪くないようでほんの十分ほど待ったところで着席できました。

まるやま食堂

店内は大きめのコの字型カウンターで「おかあさん」と呼びたくなるおばちゃんたちが時折世間話をしながら接客しているのが食堂らしさ。
席数はこの界隈のとんかつ屋にしては多く、これが回転の良さに繋がっているようです。

メニューの主軸はとんかつでありながら、しょうが焼きや海鮮系のフライもあり。
冬季限定の特大牡蠣フライはかなりの人気メニューのようで、私の目の前で売り切れていきました。

どれもうまそうで迷うなあ。

まるやま食堂

悩んだ挙げ句選んだのは、カタロースとんかつ定食。
店前の看板に「お母さんいちおし」と書かれていたのが決め手になりました。この店の下町感溢れるおかあさんに勧められたら、それは食べてみなくてはいかんでしょう。

まるやま食堂

定食の味噌汁はとん汁に変更(+¥200)。
大きめのお椀になみなみ一杯、しかも具が文字通り山盛りになっている。

味噌味のちょっと濃ゆい感じとか根菜のゴロゴロ感、柔らかい豚肉まで含めこれはかなり良いとん汁。掛け値無しにうまい。

まるやま食堂

そしてカタロースとんかつ。まるでこちらを威圧してくるかのようなボリューム感。
野菜はとんかつ屋の定番千キャベツだけでなくレタスと人参もついてくるのが食堂的。しかもレタスにはドレッシングつき。私はとんかつも野菜も全部ソース味にしてしまうのはつまらないと思っているので、とんかつ屋で野菜にドレッシングが用意されているとちょっと嬉しくなります。

まるやま食堂

調味料はソースのほかに天然塩三種。
とんかつと言えばソースだけど、いい豚肉を使っているならシンプルに塩が一番おいしい。一見大衆的な食堂っぽくありながら、蒲田の他のとんかつの名店に負けないこだわりを感じます。

まるやま食堂

この店で扱っている豚肉は林 SPF とのこと。蒲田の人気とんかつ店でよく使われている銘柄豚で、この時点でもうおいしいことは確定と言って良い。
カタロースとんかつは最厚部 3cm はありそうな極厚肉にサクサクの衣。キツネ色がさらに食欲を煽ります。

では、いただきます。

まるやま食堂

おお…さすがは林 SPF のカタロース、塩をつけなくても肉自体のうまみだけでおいしい。程良い赤身肉感と脂の甘みを感じます。揚がり具合や衣の厚さもちょうど良い。
そこで肉に直接岩塩をちょっと振ると、うまみがさらに引き出される感じでなおうまい。

これは恐れ入りました。正直言って事前の期待をオーバーキル気味に上回ってきた。
ここ、もしかして蒲田の他の専門店に匹敵するレベルでうまいのでは?
他所で一時間並ぶくらいならこっちに来た方が幸せじゃないかとさえ思います。

常連さんに気さくに話しかけるおかあさん方の人柄もいい感じだし、一発で私の「推し」の店になりました。
近所に住んでたら毎週でも通うだろうなあ。

またきっと食べに来ようと思います。
ごちそうさまでした。

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