スポンサーリンク

F1 サンパウロ GP 2022

メルセデス、今季初勝利は完璧なワンツーフィニッシュ! ラッセルがF1初優勝|F1サンパウロGP
F1第21戦サンパウロGPの決勝レースが行なわれ、メルセデスがワンツーフィニッシュ。ジョージ・ラッセルがキャリア初優勝を飾った。

サンパウロ GP はなんとメルセデスのジョージ・ラッセルがスプリント、決勝ともに制して完全勝利。メルセデスとしての今季初優勝、そしてラッセル自身は F1 キャリア初優勝を達成しました。おめでとうラッセル!!!!!
日本では深夜帯の中継だし完全に消化試合なつもりでいましたが、予選から番狂わせ連続のレースでした。

■メルセデス

シーズン後半にかけてマシンの戦闘力を高めてきたメルセデス。アメリカ→メキシコ→ブラジルと三戦連続で好リザルトを残したからには、もう「クルマとサーキットの相性がたまたま良かっただけ」とは言えないでしょう。もうマシンの主要な欠点を潰して普遍的な速さを身につけたと見る方が正しいと思います。今季ナンバーワンシャシーとは言わないけどもうフェラーリは上回っていそう。

今回は雨で番狂わせのあった予選を除けばずっとメルセデスのレースでした。スプリントで速かったのがそのまま決勝まで続いた感じ。ラッセルは実質的にスタートからトップを譲らずにチェッカーを受け、終盤のハミルトンのプレッシャーさえ物ともしませんでした。後半戦に入ってラッセルよりもハミルトンの方が安定的に好成績を残していましたが、今回は(ハミルトンが序盤にフェルスタッペンと接触してポジションを落としたのが影響したとはいえ)優勝に値する走りだったと言えます。これで勝ち味を知ったラッセル、来シーズン以降の活躍が楽しみでもあり、同時に怖くもあります。
一度ポジションを落としながらもカムバックしたハミルトンにも逆転優勝の目はあったと思いますが、ピットが 2 ストップ戦略を採らせたことで今季初優勝のチャンスはなくなりました。これはピット側がチームメイトバトルのリスクを避けたのと、チームの将来のためにラッセルを勝たせる判断(まあその時点で先行しているわけだからその権利はある)だったのだろうと思っています。

■レッドブル

今季常勝のレッドブルも今回はタイヤとサーキットにセットアップを合わせきれなかったように見えました。スプリントでは一時フェルスタッペンがトップに立つもソフトタイヤで追い上げるラッセルを抑えきれず。決勝ではフェルスタッペンがハミルトンとのポジション争いの結果自滅、逆転優勝のチャンスを自ら潰してしまいました。あのターンインはハミルトンのドア閉めも容赦なかったけど、マックスも強引だったよなあ…。抜けないコースだけに数少ないチャンスを狙ったのでしょうが、なんか終盤戦に入ってからのマックスは去年までの「ヒートアップすると雑になる」クセがまた出てきているように見えます。

一方で今回はペレスが代わりに優勝争いの権利を持っていましたが、メルセデスのペースにはついて行けず。終盤は追い上げてきたフェルスタッペンとチームオーダーでポジションを入れ替え、もしマックスがルクレールを抜けなければポジションを戻す…はずだったのが結局そのままチェッカー。結果、ドライバーズランクはルクレールとペレスが 290pt の同点。優勝回数でルクレールがかろうじて上位ということになっています。これは禍根を残すなあ。
フェルスタッペン的には「チャンピオンにならなければ年間で何位だろうと価値はない」と思っていそうだし、「ポジションを戻してほしければ離されずについてくるべきなのに、ファイナルラップで 4 秒も後方にいたんじゃ戻せないよ」ってことなんだろうとは思います。それくらいエゴが強いからこそ二回のチャンピオンに輝けたのだと思うけど、ペレスは去年の献身のこともあるし、今後も二年はチームメイト継続なんだし、さらにメルセデスの復活で来季はまたチャンピオン争いが激しくなりそうなことを考えると、ここはペレスに恩を売っておくところじゃなかったでしょうか。レッドブルにとっては踏んだり蹴ったりの週末でした。

■ハース

今回のグランプリでのもう一人のヒーローはケビン・マグヌッセンでしょう。予選では降雨タイミングのアヤとはいえチーム史上初、かつ本人にとっても F1 初のポールポジションを獲得!ピットはまるで優勝したかのような大騒ぎでした。雨絡みのコンディションになりやすいインテルラゴスですが、2010 年にも当時ルーキーだったヒュルケンベルグが似たような状況で PP を獲得する事態がありましたよね。さらに今回は単一チームで予選 1 位(マグヌッセン)と最下位(シューマッハー)を同時に獲得するという珍記録。マシントラブルでもペナルティーでもなしにこの結果というのは相当珍しい(笑

惜しむらくは今回のグランプリがスプリントありだったことで、せっかくの PP もスプリントで 8 番手までポジションを落とし、そこからのスタートになった決勝では序盤にリカルドに当てられて早々にレース終了。せめて入賞は見たかっただけに残念でした。

■ダニエル・リカルド

というわけで今回はあえて名指しして書いてしまいますが、リカルド。前戦メキシコでは角田のレースを台無しにして、今回はマグヌッセンですよ。しかもどちらも抜けない状況で強引に鼻先をインに入れた結果の接触ですからね。あのオーバーテイクの名手リカルドはどこに行ってしまったのか?残念でなりません。

■アルファタウリ

アルファタウリは今回マシンそのものに戦闘力がなく(って今季ずっと言ってる気がするな)ガスリーも角田もあまり見るべきもののないレースでした。それでも二人とも我慢の走りをしていたように見えたのですが、問題は終盤のセーフティカー。周回中にラップダウンのクルマは隊列の最後尾につくのがレギュレーションなのですが、何故か角田だけはそれが許されずラップダウンのままレース再開。どうもレギュレーションの不備で SC 中にピットインした角田が例外的にラップダウンを戻せない状況になったとのことですが、何だそれ…。今シーズンの角田は走りの内容は良くなっているのにツキが全くない。この不運は今シーズンに置いて、来シーズンは心機一転といきたいところです。その前に最終戦では何らかの形で結果を残したい。

総じて、やはり気になるのはメルセデスが着実に戦闘力を高めてきていること。レッドブルのライバルがフェラーリでは張り合いがないから個人的には歓迎なのですが、レギュレーションの変化の少ない年は前年の終盤戦で強かったチームとドライバーが翌年の序盤を席巻することが多いので(2015→2016 のロズベルグとか、2020→2021 のフェルスタッペンとか)、この様子だと来シーズン序盤はメルセデスがレッドブルを圧している可能性さえあるなと思っています。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました