DAZNはなぜ値上げするのか 2年で“ほぼ倍”の月額3700円に – Impress Watch
DAZN がサービス開始以来二度目の値上げを発表し、2 月 14 日以降は ￥3,700/月 となることが判明しました。当初 ￥1,925/月（税込）だったのが昨年 ￥3,000/月 になり、今回さらに上がって ￥3,700/月。二度の値上げで実に倍以上の価格になったことになります。
背景にはスポーツ放映権の獲得・維持とオリジナルコンテンツの制作、配信インフラの増強にコストが考えられます。タイミング的に折からの円安の影響もあるかと思ったのですが、日本以外でも軒並み値上げ基調ということで為替よりもコストや物価高の影響のほうが大きいのでしょう。また他の VOD サービスとは違って競合がいないことも強気の価格設定に出られる要因だと思われます。たぶん「月額 ￥4,000 を超えたら離脱が増えそう」みたいな絶妙なラインを狙った値段なんだろうなー。
例えばサッカーと F1 の両方を観ているユーザーであればこの価格でも十分元が取れると思いますが、F1（と時々 F2）しか観ていない私にとってはそろそろ割高感が出てきました。まあ F1 だけでも年間 24 戦（2023 年の場合）と考えると、￥3,700（/月）×12（ヶ月）÷24（レース）＝￥1,850/レース になるからイベントの視聴料としてはアリだし『Wednesday F1 Time』のような関連番組もあるけど、月額課金の絶対額としてはちょっと考えてしまう値段であることも事実です。かといって今さらフジテレビの F1 中継に戻る気もなんかしないんですよね。そもそも今季フジが F1 の放送権を獲得できるかもまだ不透明ですが。
せめてもの救いは私が契約している DAZN for docomo（2022 年 4 月以前契約の場合）は引き続き ￥1,925/月 で据え置きという点。まあ DAZN for docomo も昨年後追いで値上げした前例があるので、数ヶ月遅れで値上がりする可能性はあり得ます。というか DAZN と通信事業者間の契約に「価格変更の場合は実施の何ヶ月前に通知すること」というような条文があって DAZN 本体の価格変更と時差が発生する、ということだと推測されます。だから春頃に値上がりすることは覚悟しておかなくてはならないんだろうなあ。
昨今いろんなものが値上げ値上げで厳しいのに自分の収入はそう増えないし、つらいところですね…。こうなってくると DAZN にはモータースポーツカテゴリーだけ視聴できるもう少し安価なプランを作るか、今の価格が続くなら F1 以外のモータースポーツカテゴリーを増強するかしてくれないとそろそろ納得できなくなりそうです。
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