お正月といえばおせち料理。我が家は自宅では作らない派なのですが、去年取り寄せたのがすごくおいしかったので今年もリピートしました。
おせち料理ってなかなか難しくて、あまり和食に振りすぎると大人は良くても子どもたちの食いつきが悪かったりするのですが、この千賀屋のおせちは程良く洋食系の品も交えながら全体的な味付けがすごく良くて気に入りました。
一の重は目玉のロブスターを軸に海鮮中心の品揃え。数の子とか伊達巻き、栗きんとんといったおせちの定番どころを押さえつつ、昆布巻きとか松前漬けなどの料理まで網羅されているのが嬉しい。
個人的には貝雲丹和えが大ヒット。コリコリ食感と濃厚な味付けは日本酒不可避なやつです。
二の重にも海老が奢られているのが豪華。あわびのワイン煮や子持昆布、鰆西京焼あたりがたまらない。
海老マヨとかテリーヌ、ミートローフ、ベーコンチーズといった子どもが喜ぶメニューが並んでいるのも良い。好きじゃないものばかりのおせちじゃ子どもは楽しくないし、かといって子ども用に別メニューを用意すると正月の手間を減らすというおせちの目的と矛盾しますからね。
三の重には柚子くらげとか紅鮭の石狩漬(麹漬け)みたいな珍味があるのも楽しい。あと写真では箱に入ったままだったしぐれ煮も生姜と山椒の香りが効いていておいしい。
はずれメニューがほとんどないのがこのおせちの嬉しいところ。
二万円コースと安いものではありませんが、家族四人で(お雑煮と一緒に)三日は食べられることを考えると決して高くありません。(正月から単価計算とかせこいことをするな)
来年は違うのに挑戦してみたい気もするけど、確実においしいところを見つけてしまったからには変更するリスクを冒したくない思いもあるし、どうしようかなあ。
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