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金沢の台所 #3

この週末は金沢に帰省していました。
今年は長女が受験生につき家族での旅行や帰省は控えていて、時期を少しずらして私一人で墓参りがてらの帰省。まあ帰省といっても金沢は生まれ故郷ではないから帰ってきた感は薄いです。観光地に遊びに行った結果両親や妹一家に会える、という感覚(笑。

せっかくだから金沢駅を降りたところでそのまんま近江町市場に赴き、写真撮りがてら散策してきました。
※写真は全て α7C+FE16-35/F4ZA にて撮影。

私はこれまで帰省しても金沢観光することがあまりなかったので、近江町市場も随分久しぶりに来ました。前に来たのは十年以上前だった…。
もともと観光客の多い市場でしたが、北陸新幹線開通以降に整備がかなり進んでさらに観光地化した印象。以前よりも場内の飲食店が大幅に増えましたね。

とにかく様々な鮮魚が怒濤のように並べられているから歩いているだけで楽しい。冬場だったらブリがあちこちに並んでもっと迫力あるんでしょうが、そうでなくても見応えがあります。

金沢の魚介の王様というと「のどぐろ」。名前とは裏腹に赤い魚です、一般名称は「アカムツ」で、「のどぐろ」の通称は口の中が黒いことに由来するようです。金沢の魚というイメージだけど市場に並んでいるのは新潟産だったり山口産だったり、案外と日本海側なら他の場所でも獲れるんですね。

観光客向けの商売も多い近江町市場ですが、鮮魚や青果など住民の生活に根ざしたものもちゃんと売られています。
刺身もパックになった状態で売られていて、値段を見ると都内のスーパーで同程度のものを買ったら 1.5~2 倍くらいするんじゃないですかね。思わず東京に買って帰りたくなりました(笑。

果物のお店が元気なのも印象的でした。今の季節は桃、ブドウ、梨などがメイン。特にブドウは「ルビーロマン」という銘柄が石川県のブランド品になっている模様。
市場内では以前からイカやカキ、ホタテなどをその場で食べられる販売手法がありましたが、最近はフルーツの食べ歩きなんかも大々的に展開しているようです。試しにルビーロマン(二粒で ¥600!)を食べてみたら甘くておいしかった。

で、せっかく市場まで行ったから場内のお店で海鮮丼をいただいてきました。

近江町 海鮮丼家 ひら井

どうせなら北陸の海の幸が詰まった丼をと思い「能登極み丼」を注文。
自分にとっては懐かしい魚介のオールスターでおいしかったです。ちょちょっと金箔を散らしてあるのが金沢っぽい。

やっぱり市場を歩くのって楽しいですね。特に近江町は金沢駅からも近いのが嬉しい。また帰省時に機会を見つけて遊びに行こうと思います。

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