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DOS/V の終焉と次期メイン PC を考える

年末に読んで感慨深かったニュース。

【特集】2023年は「DOS/V」の終焉 – PC Watch

インプレスが長年にわたって刊行してきた PC 誌「DOS/V POWER REPORT」が昨年末の号を最後に休刊。これにより誌名に「DOS/V」を冠した PC 誌が事実上絶滅したことになります。それだけでなく、PC パーツを含むハードウェアを主軸とした PC 誌が紙媒体としてはほぼなくなってしまいました。メジャーどころではあと日経パソコンや Mac Fan はまだ残っていますが、どちらも PC ハードウェア中心というわけではありません。

私は 1996~2001 年頃までは大いに PC 誌のお世話になりました。DOS/V POWER REPORT を買った回数は多くありませんが、逆にライバル誌だった「DOS/V magazine」「DOS/V Special」「ASCII DOS/V ISSUE」はほぼ毎号買っていたし、これに加えて毎コミの「Windows start」もしばらく購読していて、Web 上の情報がまだ限られていた時代に PC や PC パーツの知識はほぼこれらの媒体から学んだと言って良い。そんなお世話になった PC 媒体が全部なくなってしまったというのは、時代の流れとはいえ寂しいものがあります。まあ紙媒体の PC 誌をほぼ買わなくなって 20 年近く経つ私が言っても説得力がありませんが。

とはいえこの流れは単に紙→Web という媒体の変遷だけが原因ではなく、メーカー製 PC の低価格化による PC 自作のコストパフォーマンスの相対的悪化、秋葉原の電脳街からマンガ・アニメの街への変化、情報端末の主戦場の PC からスマホへの移行、など様々な要因が重なった結果でもあります。私も一時期は毎月のように PC パーツを取っ替え引っ替えしていたのが、今ではメイン PC の構成を年単位で変えなくなって久しいですからね。

私の自作 PC 遍歴は 1998 年頃にそれまで使っていたデスクトップ PC(IBM Aptiva)のパーツ交換によるパワーアップに限界を感じて自作に手を出してもう 25 年、今でも自作デスクトップ PC をメイン機として使っています。とはいえ近年はもう 5 年周期くらいでしかいじらなく(途中、HDD/SSD や GPU 換装くらいはする)なっていますが。
今のメイン PC は 2020 年初頭に組んだ Ryzen ベースのマイクロタワー。サイクル的には入れ替えはもうちょっと先だし性能的に大きな不満もないのですが、SSD 用の M.2 スロットの数とスペックが少し物足りないのと GPU を GeForce GTX 1070 からそろそろ GeForce RTX 世代に更新してやりたいとは思っているところです。

ただマザーボードを入れ替えるということは必然的に CPU とメモリーも入れ替えることになるので、さらに GPU もとなるとほぼ全パーツの入れ替えは必須。そうすると自分でパーツを買い集めるよりドスパラなりアークなりのショップブランドで買ったほうがむしろ安いくらいなんですよね…。もうマザーボードや GPU の微妙なスペック差を見極めるほどには自作熱も高くないし、それでいいかと思い始めています。ディスプレイとマウス、キーボードは今のものをそのまま使えばユーザビリティーは変わらないし。ノート PC にしてもいいんですが、後から GPU だけ入れ替えるみたいなことができないからデスクトップの形態にだけはまだこだわりたいところ。

しかし今は CPU 的には端境期で、一足先にラップトップ用が登場した「Core Ultra」のデスクトップ版が今年中には投入されるはずなのでまずはその様子を窺ってからにするのが得策でしょう。Core Ultra からは AI 演算用の NPU が搭載されるため今後のコンピューティングには必須の要素となっていくはずです。今から買い換えるならその動向を見極めてからでも遅くはありません。
今年中、もしくは来年初頭くらいでの PC 入れ替えを視野に入れつつここらの情報にアンテナを張っておこうと思います。

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