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α7 のセンサーをクリーニングスワブで清掃

年末年始に写真を撮っているときに α7 IV のセンサーダストが少し気になったので、一度ちゃんと掃除しようと思ってクリーニング用品を購入しました。

K&F Concept / センサークリーニング フルサイズセンサー用スワブ 20 本入り

センサークリーニング器具というとペンタックス等から発売されている先端に粘着性のゲルがついたスティック(通称ペンタ棒)が思い浮かびます。が、カメラメーカーでメンテナンスを担当していた人から以前聞いた話によると推奨しないとのこと。粘着部を剥がすときにセンサーにテンションがかかるのがよろしくないようですね。その方は自作の竹べら(木管楽器のリードみたいな感じ)の先端にレンズクリーニングペーパーを巻き付けてクリーニングしていました。
まあ素人がそういうのを自作するのも品質に問題がありそうですが、今はこうやってクリーニングスワブがいくつかのメーカーから販売されているからそういうのを利用するのが賢明ですね。K&F Concept のこの製品は 20 本入りで 2,000~2,500 円程度。使い捨てだけど毎日使うものでもないし、1 本 100 円少々ならば惜しくないコストです。

※一般的にユーザーによるセンサー清掃はカメラ本体のクリーニング機能+ブロワー程度までで、拭き掃除は推奨されません。本 blog としても読者に推奨するものではありません。

スワブは真空パックされた個包装に入っています。輸送中や保管中にスワブに埃がつくこともなく安心して使えます。

プラスチック製の棒の先端にゴム製のヘラがついていて、そのヘラにマイクロファイバー素材のクリーナーが巻き付けられています。ヘラは軟らかくてセンサーを傷つける心配がなさそうだし、マイクロファイバーはクリーニング液がよく浸透して扱いやすい。

K&F のクリーニングスワブ製品にはスワブ単品以外にクリーニング液やブロワーなどが組み合わされたセット製品もいくつか存在しますが、私はスワブ単品を購入。
クリーニング液は以前から愛用している蔵 CURA のレンズクリーナー液を使います。光学製品にならほぼ何にでも使える万能クリーナーだし汚れがよく落ちるし、さらに拭いたら 10 秒以内に揮発して拭き跡がほぼ残らないのが素晴らしい。

このスワブは幅 24mm でフルサイズセンサーの縦幅に等しいため、一度でセンサー全体を清掃することができます(別途 APS-C 用もある)。

クリーニング手順としては、まずセンサー表面を一度ブロワーで吹いた後、スワブにクリーニング液を 1~2 滴垂らして 10 秒ほど浸透させ、スワブをセンサー表面で一拭きします。往復させるとスワブが拾った埃でセンサーを傷つけるリスクがあるから何度も使ってはいけません。取説によるとその後新品のスワブで乾拭きをすることになっていましたが、蔵 CURA のクリーナーであれば乾拭きなしでも液残りしません(本当は乾拭きすべきなのでしょうが)。

というわけでビフォーアフター。F22 まで絞って白壁に向かって無限遠を撮った画像にコントラスト補正をかけてセンサーダストを見やすくしています。
↑はセンサーをブロワーで吹いただけの状態。壁面のテクスチャーが写っていて若干見にくいですが、赤丸で囲った部分がセンサーダストの写り込み。普段使う F5.6 以下なら実写で気になることはほぼないレベルですが、青空の面積が広い構図で絞り込んで撮ると若干見えるかも。まあ普段の写真でセンサーダストが気になるのはもっと大きなゴミがついているときですけどね。

↑クリーニング後。細かい埃はもうちょっと残るかなと思っていたのですが、キレイさっぱりなくなりました。これは素晴らしい。

まあ普段のセンサー掃除はブロワーで十分、スワブの出番はそれほど多いわけではありませんが、スポーツイベントや旅行などレンズを交換しながらガンガン撮った後にはこれを使って掃除してやることにします。

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