南青山の LUMIX BASE TOKYO で開催されている南雲暁彦さんの写真展「PICTURE-RIUM」を見に行ってきました。
設営完了!
いよいよ明日より、
写真展“PICTURE-RIUM"
年末年始にかけてスタート!アートアクアリウム美術館の美しさに、さらなる写真の魔法をかけて。楽しく迫力のある壁面ができあがりました!
明日は居れないのですが土曜日の午後2時ぐらいから在廊の予定です。https://t.co/Pobgu4ASuO pic.twitter.com/Wll23zQEfE
— 南雲暁彦 Akihiko Nagumo (@nagabarth) December 14, 2023
南雲さんの写真展は先日の表参道での写真展以来。以前 EOS の主要機種のカタログ写真を担当されていた頃は個人名での活動は多くありませんでしたが、立場が変わられてからはライカのお仕事だったり大学での講義だったりと活動の幅が広がっているようです。
今回の写真展のモチーフは銀座三越で昨夏開催されていたアートアクアリウム美術館。このイベントのオフィシャルフォトを南雲さんが担当されていたことがこの写真展に繋がったようです。私もこのイベント自体は昔から知っていたけど去年行ったのは南雲さんが関わっていたことが興味を持ったきっかけでした。
LUMIX BASE の壁一面に数多くの写真が飾られていて圧巻です。
このショールーム自体の照明があまり写真鑑賞を前提に作られていない(吊り下げられた直管の照明が作品に映り込む)こととか、掛け軸状に展示された大判プリントが波打ってて見づらいとか展示上の問題はちょっとありますが、ちゃんとハレパネ加工されたプリントと大型ディスプレイ上の展示は素晴らしい。
写真展でプリントとディスプレイをコーナーに分けて展示している例はよく見ますが、こうやって大胆に混在させているのはあまり見たことがありません。こうやって見ると、プリントにはプリントの、ディスプレイにはディスプレイの良さがある。今まではこういうライトアップが活きる系の写真は反射光(紙)ではなく直射光(ディスプレイ)で見るのが正しいと思っていましたが(実際そうなのですが)、プリントでもこういうネオンっぽい質感って出せるんですね。左下のプリントとか特に美しい。
自分自身でも同じ場所で撮ったからこそ、この作品群のすごさが分かります。もちろんこの道何十年のプロとアマチュアの自分では比べるべくもないのですが、構図の切り方とかタイミングの待ち方とか、南雲さんの写真には「撮る前に完成形が見えていて、そこに向けて状況を作り込んでいく」という明確な意志が見えるからすごく勉強になるし、刺激にもなります。あのイベントが来年もあるなら今度はこう撮ってみたいというイメージがいくつか湧いてきました。
ちなみに今回の写真展の作品は全て LUMIX S5 II および S5 II X で撮影されています。正直近年の LUMIX って個人的には静止画を撮るためのカメラとしてみていなかったのですが(笑)、スチルもここまで撮れるんですね。まあ私は今から L マウントに手を出すつもりはありませんが、ちょっと見直しました。
なお写真展は今月 21 日(日)まで開催されています。
コメント
[…] LUMIX BASE TOKYOの写真展公式案内 玄光社 Shuffleでの紹介 家電女子.netの記事 b’s mono-logの記事 […]