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麹町「ラ・タベルナ」のミスキアーレ

「パスタでなくスパゲッティーってカタカナに、昭和男は反応しちゃうんだよな」

ラ・タベルナ

2024 年の『孤独のグルメ』聖地巡礼はどこから始めようか迷った挙げ句、Season10 最終話に登場した麹町のイタリア食堂に決めました。昨年の大晦日スペシャルの沖縄もすごく行きたいけどすぐには無理。昨年は Season11 の放送もなかったことだし、レギュラーシーズンの最新話の舞台であるこの店から始めたい。

世の中的にはまだ仕事始まってない人も多いけど、麹町のオフィス街にあるこちらのお店は新年早々満席でした。

ラ・タベルナ

ラ・タベルナ

決して広いとは言えない店内にも関わらず店員さんは厨房三人、ホール三人。そんな体制でやっとちょうどいいくらいの大繁盛。劇中同様にお客さんと会話しつつもテキパキと働いてる姿を見るのも気持ちがいい。

さて、今日は何を食べようか。
大盛り一皿でお腹いっぱいにするよりもいろいろ食べたい派の私は、ゴローよろしくメイン料理+スパゲッティーのハーフで攻めることにします。

ラ・タベルナ

まずはセットサラダから。
ミニサラダがついてくるセットを二つ頼んだら、店員さんから「ミニサラダ二つになりますけど大きいサラダ一つにしますか?」という提案を受けました。劇中ではゴローの「ミニサラダ、ふた皿目。足してレギュラーサラダだ」という台詞がありましたが、まとめて頼むとまさか本当に足してレギュラーサラダにしてもらえるとは。

ラ・タベルナ

前半戦はランチセットの「牛すじの煮込みローマ風」から。ライスとパンが選べるところ、ライスだと絶対お腹いっぱいになりすぎる予感がしたからパンを選択。
牛すじ煮込みには例のスパゲッティーと、小ぶりのフリッタータ(具入りのイタリアンオムレツ)が添えられてきます。このスパゲッティー、付け合わせって量じゃないけどこれを食べられるのもちょっとした楽しみ。

ラ・タベルナ

牛すじ煮込み、トマトがしっかり効いたじっくり煮込み系。プリッとした食感の牛すじがコタエラレン。
単体で食べて良し、スパゲッティーと交互に食べて良し、パンを浸して良し。深めの土鍋で思ったよりボリュームがあり、食べ応え抜群。

俺は今、猛烈にワクワクしている。心がはしゃいでいる。

ラ・タベルナ

こちらはゴローが食べていたスパゲッティー、ミスキアーレ。後半戦はこいつで勝負。

エビとアボカドとスパゲッティーっていうと女性に人気の食材だけど、その上にマヨがこう掛かってくると途端に関西風イタリアンエビ焼きそばって感じが出てくる。

ラ・タベルナ

おおおお、これ、すごくいい!初めてなのに懐かしい味。
麺自体がけっこうオイリーで濃い味のところに、さらにマヨのパンチ力。このやんちゃ味、気に入った。
エビとアボカドもゴロゴロ入って、さっきの牛すじに負けない食べ応えがある。

ラ・タベルナ

スパゲッティーをハーフにしたことで選べるデザート or ドリンクは、洋梨のタルトを選択。
洋梨感があっておいしい。素晴らしいデザート、ありがとう。

ランチタイムはゆっくりするよりも並んでるお客さんに早く譲ってあげる感じだけど、そういう空気感も含め大衆食堂的で居心地いい。通い慣れた店に思えてくる。
デカ盛り系の店だから若者や肉体労働系のお客さんが多いのかと思ったらビジネスマンを中心に年齢層は幅広く、女性客も多い。45 年以上にわたって近隣で働く人々を愛し、愛され続けてきた証だろう。

おじさまランチ、また食べたくなる。間違いなく。
ごちそうさまでした。

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ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(※2017 年大晦日スペシャルの広島編、2019 年大晦日スペシャルの釜山編、および原作の病院、パリのみ未巡礼)。 ドラマ『孤独のグルメ』 ...

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