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都立大「さつまや とんとん」の黒いとんかつ

一風変わったとんかつが食べられる店があると聞いて、東急東横線の都立大まで行ってきました。

黒豚トンカツ さつまや とんとん

黒豚とんかつの専門店。本店は鹿児島にあるということで、畜産県発祥の黒豚の店ならば間違いありません。黒壁に映える真っ白な暖簾がまたいい店っぽさを醸し出しています。

どうも行列ができるレベルの人気店らしく、お昼前に私が行った時点で既に一組の待ちができていました。

メニューはロースかヒレかの二択、それぞれに並と上(肉が増量される)の選択肢のみ。あとはサイドメニューとしてメンチカツがあるのと、平日はカツ丼や生姜焼きなどのランチメニューもやっているようですね。

まあ私は初めて来たとんかつ屋ではロースと決めています。

入店して注文後、カウンター席でしばし待つと私が注文した黒とん上ロースが運ばれてきました。

もう見た目からして衝撃的。衣が真っ黒なとんかつ、こんなの今まで見たことない。白いとんかつなら食べたことあるけど。
この黒は鹿児島のイメージカラーを表現するため竹炭を練り込んだパン粉を使っていることに由来します。確かに鹿児島の名物といえば黒豚、黒毛和牛、黒糖…なんか全体的に黒のイメージありますね。

一般的なきつね色に揚がったとんかつと違って、真っ黒な衣って食欲をそそるかどうかと言われると微妙なところ(笑)。料理をうまそうに撮ることにかけてはちょっと自信ある私でも、この写真はあまり成功したとは言えません。

でも食べてみると見た目の印象と全然違う。まず衣は薄くて、竹炭の効果かは分からないけど脂っこさが全然ない。豚肉も肉のうまみはあるけど重くなく、衣の軽さもあってサラリ、ペロリと食べられる感じ。とんかつを食べているというよりはいい肉を食べている感が強い。

調味料はソース、塩、それと鹿児島のスパイス「ひらめき」(唐辛子にみかんと胡麻を加えた香辛料)が素っ気なく並んでいるだけ。こだわりの天然塩とかそういうんじゃなくて肉と衣を味わってほしい、という愚直なメッセージと受け取りました。

豚汁は味噌の色が濃かったから東海の赤だしのような味を想像していたら違って、うまみ中心のやさしい味。とんかつと同様に見た目とのギャップ萌えのする豚汁、具だくさんなのも嬉しい。

店内の白壁には無数のサインが残されていました。私が判読できた限りでは Mr.Children の桜井和寿、MISIA、柴咲コウなど。
どうやらこの店、MISIA の所属事務所の飲食部門(そんなのあるのか)が運営するお店で、以前は男闘呼組の成田昭次氏が再結成までの期間働いていたこともあるようですね。どおりで音楽関係のサインが多いわけだ。

今まで食べたことのないとんかつ。食感軽めで食べやすいこともあってか、男性客よりも女性客の方が多いように見受けられました。
気に入ったのでまた食べに来ようと思います。今度はヒレにメンチカツをプラスしてみようかと。

ごちそうさまでした。

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