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ソニー・カセットテープ・マニアックス

今日 7 月 1 日はウォークマン 45 周年の記念日、ということでこんなムックを購入しました。

ソニー・カセットテープ・マニアックス [Kindle]

ソニー・カセットテープ・マニアックス

近年一部で流行しているカセットテープ。渋谷のタワーレコードでもアナログレコードフロアの一部がカセットテープコーナーだったりするくらいには人気なようです。これを受けて双葉社から TDK、マクセルの順で出版されていたカセットテープムックのソニー版が先日発売されました。

私がオーディオ機器に興味を持つようになったのは小学五年生の頃。AV 機器マニアだった叔父にねだって CD ラジカセ「ドデカホーン」CFD-DW95 やウォークマン WM-101 のお下がりをもらったのがファーストコンタクトでした。その後中学時代にパナ、高校時代にケンウッドという変遷を経るわけですが、使っていたカセットテープはソニーか AXIA(富士フイルム)がメインだった記憶。当時はレンタル CD のダビングをよくしていたので、レンタルショップでたくさん並んでいたのがソニー(一方で安かったのが AXIA)でした。1996 年初頭には MD に乗り換えたから私がカセットテープを主に使っていたのは 1987~1995 年の間ですね。意外と短い。
ということで中高生のお小遣いで買うカセットテープだからこだわりよりもコスト優先で、このムックに掲載されているようなテープはほとんど使ったことがないのですが、そういうのも含めて歴史を改めて知っておきたいと思い購入。

ソニー・カセットテープ・マニアックス

ソニーで最もスタンダードなカセットテープ「HF」。初代は 1970 発売で、2015 年に販売終了するまで続いた息の長いシリーズ。私がよく使っていたのは 7~8 代目のデザインです。5~10 本単位でまとめ売りされているベーシックモデルという認識だったから CD のダビングではなくラジオ番組の録音用として主に使っていた記憶。

2010 年代に販売されていた最終モデルはマクセル「UL」の OEM だったことまでこのムックには記載されていました。その頃にはテープどころか MD さえ使わなくなっていたくらいだから、カセットテープがどうなったとか気にしてもいなかったなあ。

ソニー・カセットテープ・マニアックス

個人的に最も馴染み深いのが CDix シリーズ。ネーミングからして CD のダビング用という位置づけですね。ノーマル(I)、ハイポジ(II)、メタル(IV)が展開されていて、私はハイポジを最もよく使っていました。レンタル CD は大抵このカセットにダビングしていた記憶があります。
カートリッジに大胆なグラフィックがプリントされていたのが面白かったですね。あまりに印象深かったから以前買ったカセットテープ風 HDD ケースのラベルを自作して再現してしまったくらい。

ソニー・カセットテープ・マニアックス

うわあ、X シリーズ…これも懐かしい。ダークグレーのフレームにスモーククリアの大きなウィンドウが格好良くていかにも音が良さそう。大人っぽいパッケージデザインもすごく好きでした。これは主に自分が買った CD をテープでもいい音で聴きたいときとか、当時みんな作っていた「マイベスト」を作るのに使っていました。タイトルラベルやインデックスカードもワープロを使ってマメに自作してたなあ。やってることの根本が今と全く変わっていないという(笑

ソニー・カセットテープ・マニアックス

そういえば 40 周年モデル以降のウォークマンには再生画面にソニーの歴代カセットテープを表示させられるギミックがついていますが、これに収録されているカセットって世代的には私よりもちょっと上なんですよね。だからこの画面を見てもいまいちピンときていなかったのですが、このムックを読むことで蘊蓄を補完することができました。

私としてはカセットテープよりもむしろ、ミニチュアガチャを買ってしまうくらいに MD ど真ん中世代という自覚があります。メディアの種類にこだわっていたのもカセットよりも MD の時代でした。だからこのシリーズの続編としてミニディスク・マニアックスもムック化してほしいんですが、どうでしょうかね…?

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