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超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか展

横浜に行く用事があったついでにマルイシティで開催中の「愛おぼ展」を見てきました。

超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか展

愛・おぼえていますか展

てっきり上階のイベントスペースでやっているものと思ったら以前はアパレルのフロアだったはずの 3F に会場ができていて驚きました。マルイはずいぶん前からオタク向けビジネスに傾倒していたとはいえ、もはやアパレルのテナントが成立しない時代なんですね…。

マクロス系の展示会はシリーズとして F や Δ とまとめてファーストマクロス関連も展示されることが多かったですが、ファーストマクロス単体でのイベントは相当久しぶりではないでしょうか。来年 1 月に発売される愛おぼの UHD Blu-ray のプロモーションということのようですね。

それにしてもいろいろと誤解を招くキービジュアル(笑)。まるで一条輝とリン・ミンメイが結ばれる結末を表しているように見えるけどテレビシリーズでも劇場版でもこの二人はくっつきませんからね。公式がここまで大々的に if ルートを提示してくるとは思いませんでした。

愛・おぼえていますか展

展示スペース内はほぼ全域にわたって撮影禁止だったため写真はありません。ここまで厳しく制限されているイベントも昨今珍しい。

「愛おぼ展」ということでテレビシリーズにはほぼ触れず、劇場版『愛・おぼえていますか』関連の資料やアートが大量に展示されています。前半は場面写の大判プリントに加えて企画書や設定画、絵コンテなどの資料が、後半がキャラクターデザイン・美樹本晴彦氏がこれまでに手がけてきたポスターやイラストが並べられています。

前半の資料展示はほぼ複製品で原本ではないのがちょっと残念でしたが、これは原画のタッチを楽しむというよりはメカや世界観に関する設定の緻密かつ膨大な情報量を浴びるものだと思います。この資料集をじっくり読み込むだけで一時間くらいいられそうな勢い。ガンダムの設定が「富野監督の頭の中には全部あるけどそれは映像としてアウトプットされるだけで詳細は語られない」というものなのに対して、マクロスは「詳細が全部設定として起こされている」という感じ(笑)。

後半の美樹本晴彦氏のイラストは(たぶん)ほぼ全て原画が額装されて展示されていました。劇場公開当時のものから後年の各種パッケージ化の際に描き起こされたものまでかなり年代に幅があり、絵柄がずいぶん変化していることが改めて分かります。ガンダム THE ORIGIN の二匹目のドジョウを狙った『マクロス THE FIRST』のミンメイなんてほぼ別人かというくらいにタッチが違いますからね。でも美樹本晴彦らしさを保ちながらも時代に合わせて絵柄をアップデートできているのはすごいと思います。
個人的に気になったのはミンメイの髪型。1980 年代のキャラだから横髪は当時の松田聖子のような緩い外巻きカールだろうと解釈していたのですが、近年のイラストや立体物では明確に内巻きのドリル髪として表現されているんですね。

愛・おぼえていますか展

↑は物販コーナーの一角にあった記念撮影用フォトスポット。なぜミリアとマックスのこのシーンを選んだ(笑
でも他のシーンの場面写も含め、これだけの大判プリントに堪えるクオリティーなのがすごい。超絶ディテールの画が手描きにも関わらず気持ち悪いほど滑らかに動く、オーパーツのようなアニメーション作品だと思います。

立体物の展示は等身大のリン・ミンメイの立像(確か 30 周年イベントでも展示されていたもの)くらいしかなかったのがちょっと寂しかったですが、もう 40 年も前の作品の資料が今でもこれだけのボリュームで閲覧できるだけでも意味はあります。入場料 1,000 円分の価値はあるのではないでしょうか。

『愛おぼ』は Blu-ray を持ってるからわざわざ UHD BD に買い換えなくても…と思っていたのですが、そういえば 2K 版の BD は高精細なシーンとフィルムスキャンが微妙でピントが合ってないようなシーンとが混在して画質的に微妙だったのを思い出しました。これは改めて UHD BD 版に買い直す意味あるかもなあ。UHD BD の発売を記念して同マスターを使った劇場上映が予定されているようなので、そこで画質を確認して良さそうならば UHD BD を買おうかと考えています。

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