先日鈴鹿に行った帰り、せっかく東海道新幹線に乗るならとちょうどこの時期に開催中の「推し旅×ガンダムシリーズ」の車内限定ラジオを聴いてきました。
「推し旅」は JR 東海が数年前から実施している企画。主にアニメ／アーティスト／スポーツチーム等とのコラボで新幹線車内限定コンテンツ×旅先での現地イベント×オリジナルグッズの組み合わせで展開するキャンペーンです。いわゆるコンテンツツーリズムの一種ですが、どんな感じで仕掛けられているかは先日 ITmedia に掲載されていた以下記事が参考になります。
ガンダムの場合は劇中で日本の特定地域が登場することはまずありませんが、今回は大阪万博にガンダムパビリオンが出展することから関東圏からの来場者を見込んで東海道新幹線とのコラボが実現したということでしょう。
私は今回スケジュールの関係でノベルティプレゼント（クリアファイル）やグッズ販売に参加する余裕がなかったため、とりあえず車内コンテンツだけ聴取しました。
車内限定コンテンツ（スペシャルラジオ）は自身のスマホで聴くことができます。
推し旅のサイトにアカウント登録し、新幹線乗車後に速度測定して新幹線に乗っていることを証明できたらコンテンツが再生できる仕組み。「特定地域を一定以上の速度で移動する」という新幹線以外ではあり得ない状況を利用して認証する凝ったシステムです。
ラジオは東京～名古屋間、名古屋～新大阪間の二種類が用意されています。私は今回名古屋から品川への移動なので名古屋～新大阪のラジオは残念ながら聴けず。
往路と復路で別々のラジオが用意されているということは特になく、どちら方向の列車に乗っても聴ける内容は同一。聴いてみた限りでは主に東京→名古屋方面の乗車を想定しているようでした。まあ関東から大阪万博に向かう乗客を前提としているからでしょう。
ラジオの再生前に移動速度を計測します。スマホの位置情報取得機能を利用している模様。一定以上の速度（公表されていませんが高速道路より速い必要があるから 200km/h 以上とか？）に達する必要があるため停車中は再生できないほか、東京～新横浜間など速度を落として走行する区間では再生開始できない模様。またスマホを使う以上位置情報取得は完璧ではないようで、私は一度試してもなかなか再生されずページをリロードして再計測したところ再生開始できました。
なお「速度達成後は一時間聴ける」という仕様のようで、聴き始めた後に途中駅に停車したから再生が止まる、ということはありません。
ちなみに通信はスマホの 5G/4G 回線だとイマイチ安定しなかったので新幹線車内 Wi-Fi を利用したところ安定しました。日や時間帯によっては全然使い物にならない車内 Wi-Fi、この日は珍しく安定してたなあ。日曜夜の上り列車でビジネス客が少なかったからでしょうか。
再生開始前には簡単なアンケートに答える必要があります。
今回聴取できたのは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のラジオ、通称「魔女ラジ」の特別編でした。冒頭にスレッタ×ミオリネによるミニボイスドラマ的なものがありましたが、内容的にはキャストのお二人が話すいつもの魔女ラジ。ガンダムというと最近は当然ながら GQuuuuuuX ばかりで水星はすっかり過去のコンテンツという感覚だったから、なんだか懐かしかったです。魔女ラジ、アニメ本編が鬱展開になってもラジオではゆるい雰囲気を保ってくれていたのが救いだったなあ。
この「推し旅×ガンダムシリーズ」企画は三つの期間に分かれており、5/15 までは水星の魔女、それから 7/7 までは SEED、その後夏休み一杯は GQuuuuuuX での展開が予定されています。車内ラジオだけでなくグッズ等も期間別に用意されている模様。私は今のところ大阪万博に行く予定はありませんが、万博ガンダムを見に行く方はこの企画でさらに気分を高めながら向かうのはいかがでしょうか。
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