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HG エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)

GQuuuuuuX 関連のプラモで個人的に一番作りたかったキットを組み立てました。

HG 1/144 MS-15/H エグザベ専用ギャン(ハクジ装備)

HG エグザベ専用ギャン

エグザベ専用ギャンです。まさか GQ にギャンが出てくるとは予想してなかったしこんなに惚れ込むとはもっと思ってなかった。でもカッコいいじゃないですか!
十日前の発売日の争奪戦に敗れ、その後もしばらく探し回ってようやく入手しました。定価で。

HG エグザベ専用ギャン

エグザベ・オリベ少尉率いるキシリア直轄ニュータイプ部隊。そこにギャンが配備されていたのが通常なのか対ビグ・ザム戦のためなのか不明ですが、キシリア親衛隊的な位置付けの部隊なら騎士っぽい意匠のギャンは相応しいし、キシリア麾下のマ・クベなら好んで配置しそう。

ビグ・ザムの I フィールド対策でもある大型複合兵器「ハクジ」はトミノメモに記されていたギャンの仮称を引用したもので、ブラウ・ブロ→キケロガと同様の制作チームの遊び心ですね。マ・クベが愛した北宋の白磁が元ネタだと思われます。ハクジは巨大実体剣(刺突武器)であると同時に推進器を兼ねているという話ですが(それらしきプロペラントタンクを複数備えている)、そのわりにスラスターノズルが小さくて本当にそんなに推進力あるのか?と疑ってしまいます。
ちなみにこのハクジはギャンに手持ちさせると重量バランスが悪くて転んでしまうので専用の台座が付属します。それも下から支えるんじゃなくて上から吊るす感じのスタンドなのが面白い。

HG エグザベ専用ギャン

一目見てギャンと判る意匠でありながら、オリジナルのギャンとは一線を画すスタイリッシュなアレンジが施されていて痺れます。
例えば頭部はファーストガンダムのギャンは縦長でやや間が抜けた印象があったのに対して、GQ ギャンはやや斜め後ろ方向に潰した形にすることでシャープさを獲得しています。

ギャンのデザインって西洋中世の甲冑がモチーフで、そういう意味では鎧武者をモチーフにした RX-78 ガンダムとは対になる存在と言えます。それなのにマ・クベのギャンは騎士道どころかトラップやトリックを多用した卑怯な戦術だし、テレビシリーズではたった一話で退場するやられメカ(さらに言えば劇場版には登場しないという点も含めてブラウ・ブロと境遇が似ている)なんですよね。それが GQ では本来のデザインになぞらえた扱いがされていて、ギャンとしても本望だったのではないでしょうか。

HG エグザベ専用ギャン

情報量の多い背面。大腿部にスラスターを搭載しているあたりが GQ 世界におけるジオン製 MS らしいところです。

設定画によるとバックパックやスラスターの保護フレームはゴールド、脚部のパイプの接合部はホワイトで塗装するのが本筋のようですが、塗装を省略してもカラーバランス的には違和感ない色分けになっていたので今回はそのまま組み上げました。

HG エグザベ専用ギャン

白地に金の装飾(ゴールドのラインはステッカーで表現)なのがいかにも親衛隊っぽい。

なお、普段ならトップコートは半光沢かつや消しを標準としている私には珍しく今回は全光沢で仕上げました。「ハクジ」の名前に引っ張られて実際の白磁みたいな質感にしてみたくなって。トップコート三度塗りで仕上げるとつや消し気味だったゴールドのステッカーがキラキラに輝いてゴージャスさが増し、白い装甲は白磁感が出てとてもイメージ通りに。

HG エグザベ専用ギャン

腕や脚の凝った形状がまた白磁っぽさを醸し出しています。
こうして見るとモビルスーツの強固な装甲というよりは陶器みたいで脆そうですが(笑)、ゴールドの装飾はそれはそれで金継ぎ感もある。

HG エグザベ専用ギャン

太腿部に大胆に施されたゴールドラインのクロスもカッコイイ。
これ、袖と襟に装飾を追加したらそのまま「袖付き」のフル・フロンタル親衛隊にいてもおかしくないくらいにゴージャスじゃないですか。

HG エグザベ専用ギャン

ギャンのもう一つの象徴であるシールド。これも光沢トップコートを重ね塗りしたら「水鏡の盾」と呼びたくなるくらいトゥルットゥルに仕上がりました。
ギミック入りで重量のある盾だから持たせ方によってはバランスが崩れて倒れてしまうのが難しいところ。靴底に錘でも入れておいた方が良いかもしれません。

HG エグザベ専用ギャン

ギャンの盾だからもちろんミサイルランチャーも内蔵しているわけです。
オリジナルのギャンはミサイルの発射口が丸出しで、ここにビーム被弾したら誘爆するよね?というツッコミどころがあったのですが GQ ギャンのミサイルランチャーは開閉式になりました。これなら大丈夫(なのか?)。

HG エグザベ専用ギャン

このキットで特筆すべきは手首の構造です。一般的な HG ガンプラのマニピュレーターはボールジョイントで前腕に嵌まっているだけですが、このキットでは手首の横方向(こないだ私が手首を怪我したときに回せなくなった向き)に回転軸が追加されていて、ハクジやビームサーベルを構えた際のポージングの自由度が増しています。これは素晴らしい。

HG エグザベ専用ギャン

というわけでビームサーベルも持たせてみました。GQ ギャンはハクジ装備による活躍のインパクトが強いですが、レイピアを思わせるこのビームサーベルを構えさえてもまた絵になる。宇宙空間での乱戦よりも一対一の正々堂々の戦いが似合うモビルスーツです。

HG エグザベ専用ギャン

二刀流もいけます。こういうポーズをとらせると手首の自由度が活きますね。
劇中のギャンはビグ・ザムやキケロガといった大型 MA と相対することのほうが多かったですが、MS 同士の白兵戦も見てみたかったなあ。

HG エグザベ専用ギャン

冷静に振り返ってみるとエグザベ君、終盤のキケロガ戦で左腕を吹っ飛ばされた(エグザベ的にはシールドで防いだつもりだった)以外には被弾ほぼゼロなんですよね。しかも対戦相手は赤いガンダム(シュウジ)、ビグ・ザム隊、キケロガ(シャリア・ブル)という劇中最強クラスの相手ばかり。さすがはフラナガンスクール首席卒業…と言いたいところですが、それでもオメガサイコミュを起動できなかったのは何故なんだぜ。まあ、戦闘中の勘や反応性はシャアやシャリアレベルかもしれないけど、普段の言動がニブチンすぎるのがオメガサイコミュに選ばれなかった理由かもしれません(笑。

念願のエグザベ専用ギャンを組み立てられて大満足です。しばらくデスクの中央に飾っておこう。

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