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金沢「ひがしやま ちょう吉」の親子丼

鈴木大拙館に行ったら、同じく『星野源と松重豊のおともだち』の舞台になったこちらのお店にも立ち寄るわけです。

ひがしやま ちょう吉

ちょう吉

番組中で両氏が焼鳥を食べたこちらのお店。金沢ひがし茶屋街の入口すぐのところにある、創業五十年を超えるという老舗焼鳥店です。外観はかなり地味で看板も申し訳程度にしか出ていないため、私は今まで何度となくこの前を通っているにも関わらずここが焼鳥屋であることを知りませんでした。

ちょう吉

焼鳥屋だからメインは夜営業ですがランチ営業もやっています。ただしランチは親子丼一択、という割り切った内容(逆に親子丼を夜に注文することはできません)。番組では夜に焼鳥を食べつつ、特別に〆で親子丼という羨ましい構成でしたが今回私は親子丼目当てでランチタイムに伺いました。
昼も開店待ちの行列ができるほどの人気店で、私は開店15分ほど前に並んで一巡目に入店できました。

ちょう吉

広々とした厨房を取り囲むように長いカウンターが連なっています。奥には小上がり席もあり。
夜はここで職人さんたちの仕事を眺めながら飲めるってことですよね。それはきっと楽しいだろうなあ…。ランチタイムですら親子丼を次々と盛り付けていく見事な仕事ぶりを見せつけられます。

ちょう吉

壁に掛けられた夜のお品書き、この達筆を眺めるだけでお腹が空いてくる。〆のご飯物を「めし」で括ってるあたりがいいじゃないですか。
この店で飲んでた星野・松重両氏も本当においしそうで楽しそうだったものなあ。なんでも気兼ねなく話せる、趣味の合う人とこのカウンターに座ったら時間を忘れて楽しめるに違いない。

ちょう吉

ということで私の親子丼が到着。シンプルに親子丼、味噌汁、お新香のみ。選択肢は並盛りか大盛り(+100円)のみ。でもこの時代にこれがたった1,000円でいただけるというのは良心的というのを超えてると思います。観光地だから周辺のお店はもっと高いのに。

ちょう吉

卵の黄色が濃くて見るからにうまそう!しかもトロットロ。いや、卵はちゃんととじられてる部分もあるけどトロトロ部分は半熟以前の、軽くエスプーマ状に泡立ったほぼ生卵。こんな親子丼見たことない。
食器は箸の他に匙がついてくるあたり、もう箸では食べられないくらいトロトロなのを自覚しているということでしょう。

ちょう吉

口に入れるとまず濃い卵の味としっかりした出汁の風味に包まれる。そして鶏肉はプリプリ感がありつつ、皮を少し焦がしてあって香ばしい!
これは今まで食べた親子丼の中で一番かもしれない。

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カウンターには一味と山椒が備え付けてあって、途中でちょっと味変に使おう…と思っていたのですが食べ始めたら完全に忘れてしまっていました。それくらいおいしい。

ちょう吉

食後のデザートは「ちょう吉ぷりん」、400円。お茶はセルフサービスです。
このプリンも濃厚な卵の味を感じられておいしい。カラメルソースの甘苦さもちょうどいい。なんて満足度の高い店なんだ。

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食後、壁際に並んだ焼酎の瓶を眺めながら、夜に飲みに来たら絶対うまいんだろうなあ…と夢想してしまいました。
ただ私の場合は金沢には帰省で来るのが基本だから、昼間はともかく夜に外に飲みに行くってことがまずないんだよなあ。でもそのうち何とかして機会を作りたいところです。

本当においしかったです。
ごちそうさまでした。

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