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東京都渋谷区代官山の銀さけ定食

「こういうなんというか…こうでなくちゃ」

末ぜん

順調に巡ってきている『孤独のグルメ』配信オリジナル版の聖地巡礼ですが、今回は代官山にやって来ました。
たまたまこの近くに住んでいる友人が今回の店によく来るということで、誘い合わせて。休日に友人とランチというのもちょっと久しぶり。

目指す店は代官山 T-SITE の裏手。いかにも代官山らしいオシャレな店が建ち並ぶ中、見るからに老舗の定食屋然とした暖簾が逆に存在感を放っています。

末ぜん

末ぜん

いわゆる「代官山」なイメージとはちょっと違うけど、白木のカウンターや椅子は清潔感あって好きな雰囲気。
言われてみれば『孤独のグルメ』に出てきそうな店。漫画版よりも、松重さん演じる井之頭五郎に似合いというか。

我々が座ったのは、映像にはあまり写らなかった小上がり席。

末ぜん

落ち着くなあー、この感じ。

畳の上で胡坐をかいて食事、久しぶりだ。
定食屋の小上がりで昼食ってなんかいいですよね。

末ぜん

さて、何にしよう。

天使のエビフライって気になるし、鶏そぼろ丼にちっちゃく添えられた(冷ヤッコ付)の奥ゆかしさもイイ。そしてハンバーグにも惹かれる。
下の方にズラッと並んだ小鉢プラス。ビールが生じゃなくて瓶なのも定食屋らしくてとても良い。

末ぜん

結局注文したのは五郎と同じく銀さけ切身定食+納豆。

ごくごく一般的な日本の昼食だけれど、だからこそいぶし銀のフォーメーション。
そうそうそう、こういうものが食べたかった。

末ぜん

想像以上に大ぶりの銀さけ。脂乗りといい塩加減といい、もろもろ絶妙。
ちょっとずつ添えられた厚焼き玉子やきんぴらごぼうがまたいい仕事をしている。

焼き魚で飯。こういう定食にこそ、店の飯に対する姿勢、思想、技術が表れる。
ああああ、うまい。

末ぜん

納豆。刻みねぎとねりからしの添えっぷりがいい。
こういう小鉢を気安く追加できる定食屋、大好き。

末ぜん

こちらは私が注文したものではありませんが、極上カツオ刺身定食。
厚切りのカツオ刺がたっぷりの刺身定食で、おまけにいくらがついてくる豪華定食。これはうまそう。

末ぜん

しらすおろしも遠慮なく大盛り。

特別な感じはしないけど、その特別じゃなさ具合がちょうど良い。
毎日通いたいのは結局こういう店なんですよ。

末ぜん

焼き鮭と納豆飯、これがあれば日本人は大丈夫だ。という根拠のない自信が湧いてくる。
それくらい、DNA に刻み込まれたこの味。

ドラマではこの銀さけ定食を食べてるゴローの脇で、店員さんが特製クリームシチューにミラノ風カツレツ、シャケとカラスミのピラフという超豪華まかないを食べてるのが見えてゴローが残念な気持ちになる…という展開でしたが、いやいやいや、この銀さけ定食があれば何を悔いることがあろうか。

末ぜん

いやあ、おいしかった。
ここは普段使いで来れる人が羨ましい店。リモートワーク生活で近所の飲食店の重要さを痛感した今だからこそ、こういう店が輝いて見える。近所にあったら日参してしまうに違いない。

代官山に来たらオシャレランチもいいけど、きっとまたここで食べたくなるんだろうなあ。

ごちそうさまでした。

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