先日発売された、スウォッチとオメガ・スピードマスターのコラボモデル「ムーンスウォッチ」を見に渋谷のスウォッチストアに行ってきました。
Swatch X Omega to the Planets with the BIOCERAMIC MOONSWATCH Collection
当初は渋谷・原宿・心斎橋のスウォッチストア限定販売の予定だったのが、発売当日になって店頭が大混乱に陥り一旦発売中止に。その後オンラインでの抽選販売という形になっていたのですが、店頭でもゲリラ的に予告なし入荷販売が行われる場合がある模様。私も買うつもりでいたんですが抽選に外れてしまっていました。
店頭には 11 種類のムーンスウォッチが全て展示されていて、展示品は写真撮影可とのこと。店員さんに聞いたところ、店頭入荷は二週間前が最後で、先日の金曜日にも入荷する可能性はあったけど結局入荷せず。入荷するかどうかは当日にならないと判らず、入荷してもごく少量だし全色揃っては入ってこないということで、店員さんも困っている様子。全世界で在庫の奪い合いになっているようですが、このムーンスウォッチの販売に関しては何から何までグダグダですね…。
まあ買うにしても買わないにしても(買いたくても買えないのですが)一度実物は見ておきたかったので、ひととおり見た中で印象に残ったものについて書いておきます。
まずはオリジナルのスピードマスター・ムーンウォッチを忠実に再現した「Mission to the Moon」モデル。クロノグラフのインダイヤルの並びがオリジナルのスピードマスターに比べて少し間延びした印象こそあれど、それ以外は確かにスピードマスター。
ただ、バイオセラミック製ケースのグレーがちょっと安っぽい。スピマスオマージュのカジュアルウォッチと言われればそれまでだけど、これならオリジナルのデザインからは少し外してカジュアル感を前面に出していった方が痛々しくなくて良いのではと思いました。
製品写真を見ていてもしかするとムーンモデルより良いかもと思っていた「Mission to Mercury」モデル。ムーンモデルと似た雰囲気ながらダイヤルはディープグレー、ケースもダークグレーで渋い。ベルトもグレーでどんな服装にも合わせやすそう。大人のカジュアルウォッチとしてはこれが一番まとまりが良いのではないでしょうか。自分が買うならこれにすると思います。
鮮やかなブルーが印象的な「Mission to Neptune」モデル。スピードマスターのイメージからは離れていっていますが、いっそこれくらい外した方が面白いかもしれません。夏に T シャツに合わせてラフに使いたい一本という感じ。
製品写真ではそれほど印象がなかったけど実物がけっこう良かったのが「Mission on Earth」モデル。個人的にパンダクロノグラフってけっこう好きなので、この深いブルーグリーンをベースとした逆パンダ、案外大人向けなのではないでしょうか。
意外と人気があるっぽい(?)のがこの「Mission to Saturn」モデル。秒のサブダイヤルに土星が描かれています。
これを見ているとムーンスウォッチを買うなら思い切って遊び心のあるデザインを選ぶのが正解なのかもなあ、と思えてきます。自分は無理だけど(笑)。いや、でもけっこうナチュラル系のファッションには似合うかも。
パンダ系では「Mission to Pluto」も悪くない。というか、じっくり見ていたら次第に良さが見えてくる、味のあるデザインに思えてきました。ベージュにバーガンディのアクセントカラー、ダークグレーのベルト。プライベートで遊びに行くときにつけたい感じ。
特にぶっ飛んでいると思ったのが「Mission to Mars」。火星らしく真っ赤なケースに白いダイヤル。クロノグラフの針は宇宙船の形。これを着こなせるのはファッション上級者に違いない。
当面買えそうにないし、販売周りのグダグダを見ていたらだんだん萎えてきていたんですが、実物を見るとやっぱりイイですね。しかし実物を見て、やっぱりこれはあくまでスピマスオマージュのカジュアルウォッチとして楽しむのが正しいのだと改めて思いました。普通に買える日が来るのかどうかも判りませんが、買えるチャンスが巡ってきたら狙ってみようと思います。
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